<囮捜査>
肘を突いて、つなは眉を上げた。
当たり前のことだが、それに動じる面子はここにいない。
「なにそれ、どういうことはやと」
「ですから俺が」
「俺じゃダメなの」
言葉に窮じたはやとにかわって、笑顔の山本が爆弾を落とす。
「あははは、つなは条件に適合してないからだめなのなー」
「山本、それは俺がおこちゃま体形って意味かな?」
そうじゃなければどうなんだ、という幹部の無言の突っ込みを感じたのか、つなは居心地悪そうに眉を寄せる。
「あのさ、俺だってもう二児の母なわけ」
「つな。東洋人は幼く見える宿命だ、あきらめろ」
夫にばっさりと切られ、つなは報告書を片手に机に突っ伏した。
事件の概要をまとめる。
先日からロンドンで連続殺人事件が起きている。
背後から襲い掛かり背中を一刺し、死後に左手の薬指を傷つける。
殺されているのはブルネットの女性、年齢は全て二十代。
職業はさまざまで統合性はなく、出身地も出身国もばらけている。
ただ殺された時、彼女たちは全員ミニスカートにピンヒールをはいていた。
捜査は難航した。
怨恨よりは何らかの通り魔的な事件だと捜査が進行していたのだが、犯人がさっぱり誰なのか分からない。
あまりにも雲を掴まんというばかりの状態で、警察は完全にお手上げだった。
無論この手の事件に裏の世界のマフィアが関わるわけがない。
だが彼らの中に犯人がいないかは、ひっそりと調査が進められていた。
その最中。
ロンドンに在住していた構成員の一人が殺された。
彼女は幼い頃からボンゴレの構成員であり、その地位は高くなかったが、争うまえに話し合い、何らかの比較的穏便な手段で揉め事を解決する人物としてつなの記憶にもあった。
ボンゴレ十代目はファミリーが殺されたことに対して、相応の制裁を行うことを決意した。
ボンゴレ総力にて犯人を捕獲、後に警察へ引き渡すというものである。
ロンドン警察はボンゴレからの申し込みにしぶしぶながら承諾するしかなかった。
ザンザスを送った甲斐がある。
しかし警察で見つけられずマフィアでも見つけられなかった犯人だ。
どうやって見つけ出すのか。
考えた捜査本部(暫定的に幹部にて構成)は結論をだした。
被害者はブルネットの二十代の女性。
共通項はミニスカートにピンヒール。
それならば、囮を立てて犯人がそれにかかるまで待てばいい。
その囮に自身がなる、とつなは言ったのだが、たったさっき幹部に却下された。
なぜなら女性たちには性別年齢以外にも共通点があった。
全員――モデル体形美女だったのである。
やっぱり俺じゃだめなんだーとブスくれたつなを放置しておきつつ、幹部たちはさくさくと話し合いを進めている。
囮役にははやとが立候補したが、本当にその必要があるのかと唱えたのは了平だった。
「危険だ。被害者は全員背後からぐさりだぞ、うち一人は武道の師範代だ」
「だからこそだ。こんな危険な仕事、部下にやらせられるか」
「俺が極限女装して」
「ミニスカスレンダー美女をですか? クフフ、見たいものではないですね。それより僕が有幻覚で」
「あれは反応が遅れるだろう」
「わずかですよ」
「そのわずかが命取りになるかもしれんのだぞ!」
ばん、と机を叩いた了平に骸は目を眇める。
「幻覚を出す手もあります。なんにせよ僕が出るのが妥当ですよ、ボス。まさかそこのドでかいイタリア男に女装でもさせてくれるんですか?」
そのドでかいイタリア男は骸を見てからつなへ視線を向ける。
つなは相変わらずむっすーとしていたが、ちらっと視線を彼女へと向けた。
その隣にいた骸が「だめですよ!」と叫んで立ち上がる。
「確かにクロームならミニスカスレンダー美人はできますけど、あの子は近距離戦闘は不得手ですし、そもそも来週からのフランスでの事件の捜査でいそが」
「僕が行くよ」
骸の声をさえぎって、恭弥は悠然と微笑んだ。
「そういうことだろう?」
「……お願いできますか」
「ダメです! もっとダメです! そんな危険なこと恭弥には」
一人エキサイトする骸に、なあ骸、とつなは遠い目で呟いた。
「お前ほんとに危険だと思うか?」
ヒバリさんだぞ?
あの ヒバリさんだぞ?
恐怖の権化、悪魔の化身、並盛の秩序と混沌と言われていたヒバリさんだぞ?
ついでにマフィア界に入ったって今のところ敵なし状態。
「……そ、そりゃあ僕だって恭弥の実力は信用してます、けど」
しどろもどろになった骸に、恭弥はふっと笑った。
「決定だね。ついでに大英博物館でも見学させようかな」
「ちょっと、僕の意見は!?」
「聞いてない」
ぴしゃりと言い返して、恭弥は立ち上がった。
「じゃあ僕は準備する。宿はヒルトン以外認めない」
「……はい、最高級の部屋を押さえます……」
どうせ俺は貧相だよぅ、と口の中で呟いたつなは、今後の予定を頭の中でまわしてげんなりした。
突然ボンゴレ自家用ジェットに乗せられた子供二人は、動じることなく眼下の景色を堪能していた。
「ママ、あとどのぐらいでつくんですか」
「一時間。眠いなら寝ておきな」
早朝に出てきたせいで夜鷹はやや眠いらしく、それに頷くともぞもぞと動いて隣の母親の膝に頭を乗せた。
大丈夫です、と答えた雪加は窓に張り付いている。
「朝日がまぶしくて綺麗ですね」
隣に座っている父親が微笑むと、息子はこくり頷いた。
「電車や車だと、こんなことできないので」
「……そうですね」
それが暗に狙撃の危険性を指していると悟り、骸は言葉少なになる。
無邪気に見える雪加の言葉に、なんと返せばいいかわからないのだろう。
「で、あの子はなんだって?」
「あ、はい。猶予期間は三日。三日後までに犯人が捕まらなかった場合、自体を幹部会に報告。同盟ファミリーの動員を試みるとのことです」
フライアテンダントの仕事もかねて飲み物を運んできていたクロームが、姿勢を正して答える。
今日の彼女の仕事は連絡係及び子守だ。
「三日か」
「警察がマフィアの干渉を許すのは全部で十日だそうで……」
「あんな無能かつ非効率な税金泥棒を、お優しくものさばらせておくことはないと思うのですけどねえ」
溜息をついた骸に、恭弥は同意も否定もしなかった。
「あの、それと気になることがあるってはやとさんが」
「何」
ええと、と言いよどんだクロームは手帳を開いた。
「ロンドンは世界に類を見ない監視カメラの巣窟です。住民は二十四時間監視カメラで見張られています。それなのに犯人がカメラに写っていないなんて、おかしいと」
「クフフ、なるほど。あの愚鈍な警察でもカメラチェックにぬかりがあるとは考えにくいですね」
「何で写ってなかったの」
「それが……その……」
クロームの反応で分かった。
「本当に、事件を解決する気があるんですかね」
つまり、マフィアごときにその理由までは教えないということなのだろう。
意地なのか何なのか、自分たちのやっていることが立派な捜査妨害だと自覚があるのだろうか。
反目するのは自由だが、そもそも解決しないのはそっちが悪いんじゃないか。
「はやとさんがパリからユーロスターで今日の夜にロンドン入りします。私とはそこで交代です。それまでにマーモンが調べておくそうです」
「わかった」
何かきたら教えて、と恭弥に言われ、わかりましたとクロームは頷いた。
親達の会話に反応したのか、むずがるように夜鷹が動く。
「ん……」
「まだだよ」
寝ていな、と母親に頭を撫でられて、すうと鼻息をたててまた眠りに落ちていく。
対して雪加は無言で窓の外を見ていた。
大人達の会話など聞こえないと言いたげに。
それは弱冠六つの子供にしては大人びすぎているように感じられる。
だから骸がそっと話しかけた。
「雪加、お仕事ですけど向こうでちゃんと家族で遊びましょうね」
「大丈夫です、わかってます」
窓の外を見たままの息子の後頭部を見ながら、骸は寂しげな瞳になった。
楽しそうにはしゃいでいる雪加を嬉しそうに見つつ、クロームは片手を引いている夜鷹の顔を見やる。
「夜鷹、楽しくないの?」
「……つまんない」
呟いた次男は小脇に抱えている恐竜のフィギュアをガンガンとガラスにぶつける。
慌ててクロームがそれを止めさせようとすると、むずがった。
「つまーんないー!」
「ほら、あれを見て。大きいわね?」
「つまんないー!!」
足をじたばたさせてすねだした夜鷹に、どうすればいいのかクロームは困り果ててしまう。
「夜鷹、恐竜が見たいの?」
「みたい!」
ぱっと顔を輝かせた子供にほっとしつつ、彼の手を握って言い聞かせる。
「ここが終わったら別のところに行こう、そこに恐竜がいるわ」
「いく!」
「お兄ちゃんが見終わったらね」
「いまいくー!」
またもむずがりだした夜鷹に、クロームは再び溜息をついた。
しかたない、夢中らしい雪加には悪いが早々に引き上げることにしよう。
「……雪加?」
声をかけようと探していた彼が真後ろにいたことに驚いて、クロームは名前を呼ぶ。
さっきまで嬉しそうに展示品の間を走っていたのに、今はその表情はなくて固い張り詰めたようなものだった。
どうしたのかと声をかけようとした時、雪加の手が夜鷹の手をぐいと引っ張る。
「雪加?」
「ここでいいです」
「夜鷹が――」
「ここでいいって、夜鷹もそう思うはずです。だってパパとママがここがいいって言って、クロームさんがつれてきてくれたんだから」
「ヤーダー! きょうりゅうみるー!」
「恐竜はいないんです。ここでいいってクロームさんにいいなさい」
「やだ! きょうりゅうみるー!」
「夜鷹!」
思わずクロームが目を見張るほどに、雪加の声は大きかった。
駄々をこねる弟に、一つしか違わないはずの雪加は厳しく叱責した。
「わがままを言わない! せっかく連れてきてくれてるのに、どうして夜鷹はわがままばっかりなんですか!」
「せっ――」
「だって。せっかく連れてきてくれたのに、だから楽しまなくちゃだめなんです」
わかりましたか? と兄に言われて夜鷹はたぶん分からなかった。
だけど彼は頷いた。
「うん……」
「夜鷹、いいのよ。雪加も、二人が楽しめるところに連れていくわ」
柔らかなクロームの言葉に、夜鷹は顔を上げる。
「きょうりゅう……」
「ダメ!」
すぐにそれを雪加にさえぎられ、うつむいてから恐竜のフィギュアをぎゅっと握りこむ。
それを厳しい顔で見ていた雪加に気がついて、やっとクロームは理解した。
一つしか違わない雪加と夜鷹の反応がこれほど違うはずもない。
つまり夜鷹の反応の方が本来で、雪加は「連れてきてくれた」からと無理をして楽しいフリをしてたのだろう。
「……雪加、夜鷹、私は動物が見たいの。別の博物館に行こう」
「きゅうりゅう、いる?」
「ええ、恐竜もいるわ。いいかな、雪加」
「……うん」
こくり頷いた子供に微笑んで、クロームは彼の手をとった。
「雪加」
「はい」
「骸様と恭弥さんのお仕事が終わったら、家族で来れるからね」
「平気です、クロームさんとでも楽しいから」
「……うん、ありがとう」
きっと夜鷹ならそこで素直に喜ぶだろうに。
雪加は微笑んでそう答えたのだ。
あの人に似てとてもよくできた子供なんだなと思うけれど、それは子供としてなにかとても、さびしい気がしてしまった。
コツンとハイヒールが地面を打つ。
カッカッカッとまっすぐに前へ歩くその後姿は凛としてて、肩にかかるほどの長さの髪がふわりと浮いた。
すれ違う人が思わず足を止めて振り返る。
東洋系のブルネット美人は、人々の視線など感じないとでも言いたげに、涼しい顔で道を歩く。
女性にしては長身の体を包むのは白いシャツに黒のジャケット、黒のタイトなミニスカート、それに赤いピンヒール。
その姿に思わず目を奪われた人達はひそひそとどこのモデルかあるいは女優かと話し合っていたが、彼女はどちらでもなかった。
『そこの角を右です。そのまま歩いて駅に入ってください』
イヤリングに仕込まれた電話からの指令に従い、彼女は角を曲がると駅へと入る。
階段を下りて地下にもぐり、そこへ滑り込んできた電車に飛び乗った。
すぐ次の駅で降りてまた通りに出ると、そこへ走ってきた車に乗り込んだ。
「お疲れ様です、恭弥」
「あれでいいの」
「はい。犯人の行動範囲内のはずです」
「容疑者は絞れたの」
「まあまあってところですね」
「監視カメラの件はどうなったの」
「監視カメラに自分の姿を映さない人物が犯人ですよ」
運転席の骸をちらっと見やって、恭弥は頬杖をつくと窓の外の景色を眺める。
車は次の角を左に曲がり、続いて右へ折れる。
「後ろからなんかついてきてるけど」
「ええ、警察の方ですよ。撒きますか?」
「子供達は」
「自然博物館に移動したそうですよ。雪加も夜鷹も恐竜を見てご機嫌だそうです」
その言葉に恭弥は小さく笑った。
「合流する」
「はい」
了解です、と答えて骸は一気にハンドルを切った。
「明日までに終わるといいですね」
「…………」
「恭弥、よく似合ってますよ」
ハンドルを握り前を向いたまま、唐突に骸が呟いたその言葉に、恭弥は視線を彼に戻すと当たり前でしょと早口に答えた。
「ええ、本当によく似合っています、綺麗です。犯人の目になんか見せてやりたくないですよ」
だから今晩は頑張りましょうね、と言われて恭弥は無言で窓の外へと再び顔を向けた。
闇夜。
街灯の明かりの下、一人の女性が歩みを進めていた。
黒い髪と服は闇に埋もれていたけれど、変わりに白い肌が映える。
時刻は夜半、月はいつものようにうす雲に隠れていて。
女性の背後にもやが出現した。
その姿はおぼろで、彼女が振り向いても霧にまぎれてわからなかっただろう。
視認することは不可能に近く、気配も絶無だった。
もやはもやの形のまま、ただ闇夜に新しく銀の光が生まれでる。
その切っ先は女性の背中を、彼女の心臓を、真後ろから正確に狙っていた。
「しつこい」
歩みを止めて女性は吐き捨てる。
次の瞬間、彼女はその「もや」の背後に滑り込んでいた。
慌てたのはもやの方である、今まで「それ」の気配に気がついた人物などいなかったのだから。
「ずいぶんとオソマツな幻影だ」
丸腰の女性は、しかし己の優位さを疑ってなどいないような涼しい顔だ。
もやは彼女が完全に自分を見切っていることに気がつき、その体周辺の幻影のみを解除した。
現れたのは一人の痩躯の男。
顔に見覚えがなかったが、きっとわかる人間は他にいるのだから気にしない。
「よく見破ったな」
男が口を開く。
女性は無言で冷ややかに見やる。
「……お前が初めてだ。そして私の最後の獲物にしよう」
男がそう呟くと、空中に十ものナイフが浮かび上がる。
それらは誰の手を借りて浮いているのか分からなかったが、まっすぐに全ての切っ先が彼女を向いていた。
けれども彼女は動じない。
それどころか小ばかにするように頭を横に振った。
「草食動物だってもっとまともに威嚇をするよ。咬み殺すまでもない」
「なんだと」
馬鹿にされたことは分かった男は、自身の手にもナイフをとって一歩近づいた。
「お前は美しい。その顔から生気が消えたらどれほど美しいか。そしてお前と私は結ばれるのだ、その指の永遠の赤き指輪で」
「死体愛好家? やっぱりアレは結婚指輪なの」
それならムリだね、と言って彼女は自身の左手を挙げた。
ないはずの月光がその指輪を照らす。
ナイフよりも鮮やかに、優しく、煌きを。
「僕はもう、要らない。死体になってもね」
「お前はもう私の幻術の中だ!」
男が叫ぶ、しかし女は意に介した様子はない。
返答は他の者がした、空の上から響くような声で。
『クフフフ、人の妻に手を出そうとは怖い物知らずですね。幻術にかかっているのはどちらですか?』
「なっ!?」
『クフフフフフフ』
不気味な声が大気を揺るがすと、男の目の前から女は消える。
そして彼のナイフも、そして建物も。
空を覆っていた雲が流れるように消え去ると、そこには赤々と輝く太陽が。
「!?」
声にならない男を、空からにゅうっと飛び出してきた手が掴む。
「は、はなせ!」
絶叫した男は軽々と持ち上げられ、高く、高く、もっと高く。
そして更に高く、雲の上まで持ち上げられ。
『クフフ』
「ぎゃああああーーー!!!」
落とされた。
『ギャオーン』
「ぎゃおーん!」
笑顔で飛び跳ねて、夜鷹は母親の手を引いた。
「きょうりゅう! ぎゃおーん! こっちはくびながいのがいるの」
息子に引っ張られるがままに恭弥は別の部屋へと移動する。
彼らの後を追わず、骸はずっと恐竜ロボットを見上げている雪加の後ろに立っていた。
無言で見上げているだけだけど、彼の目が輝いているのはよくわかる。
「雪加」
団体客が入ってきて混みあってきたため、骸はそっと声をかけた。
「あっちにお店がありますから、ティラノサウルスを買いましょうか」
「……え?」
振り向いた雪加はかわいそうなくらい驚いている。
「もちろんこれよりずっと小さいですけど、イタリアに持って帰れますよ」
「え……ううん、でも」
「動くのがありますかね。なかったら作ってみましょうか」
「い、いいです、だって、恐竜のおもちゃは小さい子のだし」
「え、そうなんですか?」
大仰に驚いた父親に雪加も驚いた。
だっておもちゃだって分かっている。
夜鷹みたいにこの動いている恐竜が本物だなんて思っていない。
これは機械で動いているだけの、大きなぬいぐるみと同じだ。
だからほしがらない。
小さくたっていらない、本物ではないのだから。
子供じゃないんだから。
欲しがって夜鷹みたいに駄々をこねて、パパやママを困らせない。
「パパはほしいですよ。だってかっこいいじゃないですか」
不思議そうに言われた。
欲しがらないほうがおかしいといわんばかりに。
「パパはティラノサウルスがカッコイイって言ったんですけどね。ママはデイノニクスが好きだそうですよ」
「デイノニクス? ほんとに?」
「はい。あの鉤爪がカッコイイって」
「うん、カッコイイ! あとね、あっちにね」
ぱっと顔を輝かせて父親の手を引いた雪加は、人ごみの間を縫って別の展示室へと駆けて行った。
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六道さんちの出張+休暇模様。