かぼちゃ:セノ
メドューサ:坊
バンシー:ジョウイ
ミイラ:ルック
死神:テッド
狼男:クロス
悪魔:リーヤ
天使:ラウロ
ドラキュラ:王子
妖精:リムスレーア
魔女:シエラ
黒猫:ナッシュ
人魚姫:フレア
切り裂き魔:シグルド
おばけ:フリック
フランケンシュタイン:湯葉
シグール「と、いうわけでっ! 皆、今日のための準備はいいかー!」
クロス「おーっ」
セノ「おーっ」
テッド「おーっ」
ルック「……アホらし……この年になってハロウィン……」
ジョウイ「アホらしいというなら今後の予測がついてるんだろうなルック」
ルック「は? 何が?」
ジョウイ「……イベント系で僕が無事でいれたことがあるだろうか」
シグール「いやないv」
ジョウイ「(声にならない叫び)」
クロス「今回は豪華キャストもお招きしての大イベント★」
リーヤ「へー……で、なんで俺らまでいんの?」
テッド「端的に言うと人気投票の結果?」
ラウロ「……(頭抱え」
セノ「じゃあ仮装しなきゃねー」
ジョウイ「セノは何を着るんだい?」
セノ「僕はパンプキンー。ジョウイはね、シグールさんに頼んでおいたからね」
ジョウイ(ヤな予感)
シグール「はい、ジョウイ☆」
ジョウイ……ナンですかそれは」
テッド「パンシー」
ジョウイ「パンッ……」
ルック「ああ、山水絵落とす」
シグール「そうそれ、ってわけでこれ着て思う存分叫んでねv」
クロス「拒否権ないからね」
ジョウイ「……(しくしくしく」
ラウロ「で、俺たちはどうするんだ。当たり前だが衣装なんか用意してないぞ」
リーヤ「っつーかこの年で俺ら仮装デスカ……」
クロス「ちゃーんと用意してあるんだ、ほらv こっちの黒がリーヤで白がラウロ」
(びらっ)
リーヤ「……(逃」
ラウロ「(捕)どうも、着てきます」
リーヤ「はーなーせー!!」
ジョウイ「往生際が悪いぞリーヤ……」
リーヤ「嫌だ!! っつーかそんな遠い目で言ったって説得力ねぇーー!!!」
テッド「……さて、俺らも着替えるか」
クロス「あ、そうそうるっくん前半のゲストさんから連絡くるかもしれないから待機しておいてくれる?」
ルック「なんで僕が」
シグール「僕仮装に時間かかるし」
クロス「僕はセノとジョウイの服見ないと」
ルック「…………」
テッド「お前だけなんだよすでに支度ほとんど終わってんの、まあ俺もすぐ終わるから合流するから、な?」
ルック「はあ……わかったよ」
(十分後)
セノ「あ、ルックおつかれー」
テッド「ごくろー」
ルック「……うわ、しゃれになってないよあんた」
テッド「ははははは、楽だぜ」
セノ「テッドさんその鎌も作ったんですかー?」
テッド「まあな。服は楽だったしなー」
ジョウイ「……うわ、死神がいる」
テッド「……あ」
ルック「……つまんないね、あんたの仮装。ていうか女装?」
ジョウイ「Σ( ̄□ ̄|||) 余計なお世話だ! 包帯男に言われたくない!」
セノ「ルックのそれはー……ミイラ?」
ルック「まあね。包帯一本だから外しやすいし。クロスは狼男だってさ」
テッド「……へえ」
ラウロ「ああ、早いな」
セノ「わー、ラウロかわいーv」
ラウロ「……一日限定で助かった」
ジョウイ「うわー、よりによって天使?」
ルック「リーヤ、隠れてないで出てきなよ?」
リーヤ「だって!! 悪魔だからまだましかと思いきや!! 羽が!!」
ルック「当たり前。それ僕のお手製。粗末に扱ったら怒るよ」
リーヤ「作ったのかよ!?」
クロス「あ、みんなそろってるねーv リーヤ似合うv」
リーヤ「……二十五にもなって似合いたくアリマセン」
ラウロ「……シグール、それは何の仮装だ?」
シグール「石化ビーム!」
全員「煤i゚▽゚;ノ)ノ」
シグール「メドゥーサだよー。って皆いやだなぁ、いくらなんでも本物のビームのわけないじゃん」
ジョウイ「い、いや、あんたならやりかねないと……」
ルック「普通に出しそうだよね」
テッド「い、一瞬本気でびびったぜ……」
ラウロ「……心臓に悪い」
リーヤ「っつーかスッゲーなその髪」
シグール「力作デス☆」
クロス「さってとー。ゲストが来る前にやることやっとかないとねー」
テッド「……突っ込まないようにしてたんだが」
クロス「うん?」
テッド「犬耳に肉球手袋ですか」
クロス「尻尾つき☆」
ジョウイ「……狼男って言うより、犬のコスプレだな」
ルック「で、トリック オア トリートだっけ」
シグール「おかしくれなきゃイタズラだよ☆」
リーヤ「シグールにそれ言われてイタズラ選ぶ人間がいるわけねーよ」
テッド「ま、もともとイタズラする日じゃねーしな」
クロス「さー、行こ行こっ、左端の扉だよー」
ラウロ(……ここはどこで、あそこに三つ並んでる扉はなんだとか、突っ込まないでおこう……)
トントン
シグール&セノ「トリック オア……」
クロス「あ、待って」
セノ「なんですか?」
テッド「ああ、初っ端はリーヤに行かせたほーがいいぞ」
シグール「?」
ラウロ「……っつーわけで、はい」
リーヤ「ええっ、なんでだよ!?」
ルック「はい、行っておいで」
リーヤ「……こんばんわー、とりっく おあ とりーと……」
カチャ
ヒクサク「やあリーヤ……これはまたかわいらしい格好だね」
リーヤ「ヒクサク! な、なんでっ」
シグール「トリック オア トリート!」
ヒクサク「……お菓子でいいかな、今もって来るよ」
テッド「なるほど、それでリーヤ」
ラウロ「かわいがってるからな」
クロス「遅くの孫だから嬉しいんでしょ」
ジョウイ「……(隠」
テッド「ジョウイ、平気だって、ヒクサク「は」笑わない」
ジョウイ「「は」ってなんだ「は」って!!」
ヒクサク「はい、リーヤ。ああ、他の皆もどうぞ」
ラウロ「どうも」
セノ「わー、タルトだv あれ、もしかして……」
ヒクサク「まあ、見よう見まねでね。美味しかったらまたがんばってみようかと」
ルック「ふーん……」
セノ「美味しそうだよね、ルックっ」
ルック「……まあ、形は悪くないね」
ヒクサク「――……ありがとう」
シグール「じゃー、ありがっとねーv」
セノ「はいジョウイの分v これクロスさんとテッドさん」
テッド「お。サンキュー……うわ、これすっげー完成度高」
ジョウイ「ほんとだ、しかも綺麗にラッピングまで……」
セノ「あ、ゲストさんの分もありますよー」
ラウロ「……基本的に気が回るなあの人」
リーヤ「なー」
クロス「お菓子くれる人あと二名いるからねv 期待してて☆」
シグール「そろそろゲストが来る時間じゃない?」
誰か「すいませーん、ハロウィーン招待できたんだけどー」
シグール「あ、ゲストさん第一号☆」
セノ「はーい(とたとたとた)あ、こんばんはー」
ナッシュ「よぉ……って。うわ、げ」
シエラ「こら、戸口で止まるでない……ほぅ、懐かしい面子じゃのぅ」
テッド&ジョウイ「煤i゚▽゚;ノ)ノ」
シグール「お久しぶりです」
シエラ「久しいのう」
クロス「あ、魔女だー、かわいいv」
シエラ「たまには気分を変えてみようとおもっての。ほら、何をしておる、入らぬか」
ナッシュ「……(すごすご」
シグール&ジョウイ「ブッ……あははははははははは!!!!!」
ナッシュ「そ、そろいもそろって笑うこたぁないだろうがっ!!」
セノ「かわいい黒猫さんだーv」
シエラ「わらわの僕らしくしてみたのじゃ」
セノ「お似合いですよーv」
ナッシュ「そ、そうか?(照」
シグール「うん、女王様と下僕って感じ?」
ジョウイ「飼い主とペット?」
リーヤ「せめてセットとか言ってやれよ、ッつーか誰こいつ」
ラウロ「ナッシュ=ラトキエ、ハルモニア諜報員、二十二歳と三十七歳Verがある恵まれたキャラ。外伝の主役で主に女性運が悪く特に女性運が悪く、全体運もかなり悪く」
ナッシュ「煩いΣ( ̄□ ̄|||) っていうかお前こそ誰だ!」
ラウロ「幻想水滸伝L及び200年後シリーズで登場している、ここのサイトのオリジナルキャラだ」
ナッシュ「……オリジナル?」
リーヤ「俺もー」
セノ「リーヤはクロスさんとルックが育てたから、小さいころの話も多いよね」
ナッシュ「……何モンだお前ら」
シエラ「がたがたいうでない、何でもいいではないか、ところでゲストとやらはわらわたちだけなのかえ?」
クロス「僕ゲストについてはほとんどシグールに丸投げしたんだけど、後は誰?」
シグール「実はねー」
???「こーんばーんわーっ!」
シグール「あ、こんばんはー」
テッド「……おいシグール」
シグール「紹介しまーす☆ 幻水5主人公のアルファード君です」
アルファード「よろしくお願いします、で、こっちが妹のリムスレーアです」
セノ「アル……り、りむー?」
アルファード「アルフとリムでいいよ。君がセノでそっちがクロスだね」
リムスレーア「よ、よろしくなのじゃ」
ナッシュ「こんばんはかわいいお嬢さん、妖精さんがよくお似合いですよ」
リムスレーア「これは兄上が見繕ってくれたのじゃ!」
ナッシュ「そっかー、良い兄上だな(ぽんぽん」
シエラ「ほぅ……やはりそおんしはロリコンの気があるのかのう」
ナッシュ「な、なんでそういうことになるんだよ!?」
リムスレーア「兄上、ろりこんとはなんじゃ?」
アルファード「そうだねー、ギゼルの逆?」
ルック「……何教えてんだあの王子」
クロス「あはは、天魁星って個性的だよね」
テッド「個性……お前らのあれそれを個性で片付けるか……?」
ジョウイ…………(胃が痛い」
リーヤ「……(遠い目)うわーラウロあれってファレナの王子だよなー」
ラウロ「ああ、国を傾きさせかけていた一派から取り返して女王騎士団長まで勤めたツワモノだ」
リーヤ「……シグールと同属性?」
ラウロ「……ファレナ女王国に男性に継承権なくてホントよかった」
リーヤ「……たしかに」
シグール「そういうアルフは吸血鬼だねv」
アルファード「そ。このマントがかっこよくってさー、一度着てみたかったんだー」
セノ「よく似合ってますー、リムスレーアちゃんもかわいいよ」
リムスレーア「ところで今日は何をするのじゃ?」
セノ「お菓子をくれなきゃいたずらするぞー、って家を回ってお菓子をもらうんだよ」
リムスレーア「何! 菓子がもらえるのか!」
シエラ「まあ、本来なら子供の行事じゃがのう、たまにはよかろうて」
ナッシュ「っとーにな、八百歳のオバ」
どんぴしゃん
テッド「……何の音〜」
ジョウイ「風の音〜……」
全員(目そらし)
クロス「さてと、じゃあ今度はあの右端の扉をノック〜」
アルファード「トリック オア トりート っていうんだよリム」
リムスレーア「と、とりっく、おあ、とりーと?」
ルック「ああ、じゃあ彼女の護衛でそこの黒猫」
ナッシュ「俺かよ!?」
シエラ「行ってこい」
ナッシュ「……えーっと」
シグール「あ、ナッシュは「ニャー」で行くんだよ、猫だからね、ニャー」
ナッシュ「Σ( ̄□ ̄|||) いじめだ!!」
シグール「拒否権なし(笑顔」
ナッシュ「し、シエラ」
シエラ「はようせい(にっこり」
ナッシュ「……っ(涙」
リムスレーア「ええと、トリックオアトリート!」
ナッシュ「……にゃー……」
バタンッ
ササライ「あはははははははははははははh(崩れ落ち」
ナッシュ「煤i゚▽゚;ノ)ノ さ、さ、ササライ様ーっ!?」
クロス「上司と部下の感動のご対面」
ナッシュ「何がだー!!!」
ササライ「あははははははは。ははっ、ひ、ひひひはははあ」
テッド「……笑ってるなー」
リーヤ「っつーかひきつけおこしてねーか?」
リムスレーア「……な、なにが、どーなっておるのじゃ」
ササライ「はははは……あー、体を張ったギャグをありがとうナッシュ。君の面白事件簿にしっかり書き加えておいてあげるから」
ナッシュ「やややややめてくださいっつーかなんっすかそれ!」
ササライ「さてと、かわいいお嬢さんにお菓子を渡さないとね、はい」
リムスレーア「カップケーキ!」
ササライ「お好きかな」
リムスレーア「好きじゃ、礼を言うぞ!」
アルファード「あー……あんなに嬉しそうに」
ルック「ササライは人のあしらい上手いからね」
テッド「お前に兄とは思えないなあの人当たりのよさ……」
ルック「腹の底は保障しないよ。あっちは天然だけど」
アルファード「あっち?」
クロス「ヒクサクのこと。まあ確かに彼は天然だね」
シエラ「ほう、よくできておるな」
ナッシュ「んー……んまい、みょーな特技もあったもんだな」
ササライ「……私が作ったわけではないからね」
ナッシュ「え、ほががほがが?」
シエラ「口に入れたまま喋るでない。して、誰が作ったのじゃ?」
ササライ「それは秘密と言うことで。では失礼」
カチャ
ジョウイ「……ルック」
ルック「なに?」
ジョウイ「あいつ、お前と同い年だよな?」
ルック「だから?」
ジョウイ「なんで僕らは仮装で彼はお菓子係なんだよっ」
クロス「いーじゃん、お菓子もらえるんだし」
ジョウイ「よくない!!」
アルファード「ほらリム、あれがバンシーだよ」
リムスレーア「……兄上、バンシーは叫ぶ女の怪物だとだと思っておったが、泣きもするのか?」
アルファード「するかもね?(笑顔」
ナッシュ(女の部分は否定しないのか……)
セノ「リムスレーアちゃん、はい、ジュース」
リムスレーア「あ、ありがとうなのじゃ。お主、名は?」
セノ「セノだよ。あ、これね、さっき別の人からもらったタルトだよ」
リムスレーア「よ、よいのか?」
セノ「うん、お兄ちゃんの分もあるからね、はい、アルファードさん」
アルファード「ありがと。よかったねリム、友達ができて」
リムスレーア「……う、うむ」
シグール「アルフの牙かっこいー」
アルファード「でしょー。これ力作なんだよね。でもシグールの髪はすごいよ」
シグール「時間かかったもんね」
ジョウイ「なぜあそこは仲良し?」
テッド「……さあ? 時空と常識を飛び越えて」
クロス「……しゃれになってないって」
ルック「どーでもいいけど、その飛び越えた時空そろそろヤバくない?」
アルファード「あ」
シエラ「さて、そろそろ帰るかのう」
アルファード「そうだね、僕らもいかないと」
リムスレーア「ええっ、もう帰ってしまうのか!? もう少し……」
アルファード「また機会があったら、ね、リム」
リムスレーア「……そ、それではいつかな、セノ」
セノ「うん、またね」
ナッシュ「俺らもいくかシエラ」
シエラ「まあ、色々都合があるからのぅ、ではな」
セノ「あーあ、帰っちゃった」
クロス「すぐに別のゲストが来るから」
シグール「そうそう、僕的メインディッシュもね☆」
セノ「メインディッシュ? お食事ですか?」
シグール「ううん、なんていうのかなー……僕らしさ大放出のためのメイン?」
テッド「……ああ、そういうことか」
ルック「……納得しないでよ、またアレと顔合わせるわけ」
クロス「ルック嫌いだっけ?」
ルック「……あ、ネタとしては面白いけどね」
シグール「あ。ルックごっめーん☆」
ルック「何が」
シグール「ゲストさ、君が嫌いな人呼んだかも」
セノ「?」
テッド「……ま……まさかお前っ、あ、あ、あ」
シグール(首肯)
テッド「……俺、逃げるわ」
リーヤ「へ? 何々?」
ラウロ「ルックが嫌がりテッドが逃げたがる……? さっぱり思いつかないが」
誰か「こんばんはー? ここでいいのかしら」
クロス「っ! フレア!」
フレア「こんばんは。年甲斐もなく人魚姫なんてやっちゃったわ」
シグルド「夜分に失礼します」
クロス「!」
テッド(そろーり)
リーヤ「こんばんはー」
シグルド「こんばんは(にこり」
ルック「……やっぱあんたか」
シグルド「その節は。元気そうで何よりです」
シグール「ほらもう、無礼講なんだからちゃーっといこうよちゃーっと」
シグルド「そうですね、テッド君お久しぶりです」
テッド「煤i゚▽゚;ノ)ノ」
シグルド「腰が引けていますよ? 死神なのに」
テッド「て、て、てめーこそ何だその片手に持ってるモンは!?」
シグルド「ああ、これはナイフです。仮装が切り裂き魔なので」
ルック「きりっ……」
フレア「かぶらないように、って話だったから、いっそマイナーなのにしたのよ」
ジョウイ「……切り裂き魔って仮装なのかな……」
シグルド「なにか?(笑顔」
ジョウイ「な、ナンデモナイデス(この人真っ黒だΣ( ̄□ ̄|||) 腹の底の隅まで真っ黒い!!)」
???「おーい、誰かいるのかー?」
シグール「やあ、待ってたよ!!(満面の笑み」
フリック「煤i゚▽゚;ノ)ノ」
ユーバー「…………(回れ右」
シグール「(がしっ)さあ、入ってくれたまえ、フランケンシュタインの湯葉におばけのフリック」
フリック「なっ、何の話だっつーか何の真似だよ!」
シグール「クロスっ」
クロス「ラジャッ。ルック」
ルック「はい(服渡す」
シグール「テッド」
テッド「ほいっ(シーツ投げる」
フレア「シグルド」
シグルド「どうぞ(メイクセット」
かちょかちょ きしきし くにくに けぺけぺ こきこき
クロス「いっちょあがりっ」
フレア「あら、かわいいフランケンシュタインv」
ユーバー「…………(諦」
セノ「わー。フリックさん似合う」
フリック「……おいシグール」
シグール「何かな?」
フリック「俺のこれの、どこが、仮装だよ!? ただ上から白い布、もとい古いシーツかけただけじゃないか!!」
クロス「フリックはお化けだからね」
フリック「手抜きにもほどがあるだろ!」
フレア「あら、じゃああなたもメイクする?」
フリック「……いいぇ、そういう、わけでは」
フレア「あら、いいじゃない、おばけらしいメイクするわよ?」
フリック「……いえ、けっこうで……す……」
シグルド「それで、今回は集まって何を?」
ジョウイ「トリックオアトリート、ハロウィンを祝おうってことで」
セノ「お菓子くれなきゃいたずらしちゃうぞ! ってね」
フレア「いいわね〜、童心に帰るわv」
クロス「ってわけで、真ん中の扉をお願いします」
シグール「僕行く!!」
フレア「私もいいかしら」
テッド「どーぞどーぞ、たぶん中はあの人だしな……」
シグール&フレア「トリック オア トリート!」
レックナート「……まあ、かわいいメドゥーサに人魚姫ですね、いたずらも捨てがたいのですがやはりせっかく作ったお菓子は渡さないとね」
シグール「わーい」
フレア「あら、綺麗なマフィン」
レックナート「力作ですから、皆さんで食べてくださいね」
ルック「……クロス」
リーヤ「……おいクロス」
クロス「あ、平気平気。あれ、作ったのレックナート様じゃない」
ルック&リーヤ(ほっ)
ラウロ「何をこそこそ話してるんだ?」
リーヤ「へーき、なんでもね。ちょっと生命保険の受取人を考えてただけ」
ラウロ「は? っていうかクロス、あれって」
クロス「フレア王女。オベルの王女様」
セノ「クロスさんすごい人と知り合いなんですねー」
クロス「……ん〜……まあね」
ジョウイ「……(疲」
レックナート「あら、バンシーが静かじゃ困りますね」
シグール「ほらジョウイ、リクエストだよ、泣く泣く(ソウルスタンバイ」
シグルド「なんならお手伝いしましょうか?(ナイフ用意」
ジョウイ「…………(この仕打ちに泣きたい」
テッド「お前似合うなー、その仮装」
ユーバー「…………(遠い目」
セノ「うっわー、傷口とかリアル」
フレア「もちろん、私の力作だもの。この日のために連絡もらってからお父さんで散々練習したのよ」
テッド(フランケンシュタイン化したリノ……妙に想像つくな……)
リーヤ「あ、このマフィン美味い」
ラウロ「……なあ、リーヤ」
リーヤ「んー?」
ラウロ「テッドも、気がついてないのか?」
テッド「ん? ……ん? んん??」
リーヤ「あ、このマフィンさっきのケーキとタルトとラッピングのリボン同じ?」
ラウロ「……だろ?」
テッド「え、てことは」
クロス「おいしーねー、ヒクサク料理上手いんだ」
ルック「…………(もぐもぐ」
セノ「さすがルックのおとーさんだねー」
ルック「…………(もぐもぐ」
フレア「いいじゃない料理上手のお父さん。うちなんかもー、食べ散らかすわ飲むははしゃぐわ」
ジョウイ「王様、ですよね?」
フレア「……人それぞれ?」
ジョウイ(昔を思い出して遠い目)
シグルド「あ、本日はお招きいただいてどうも」
シグール「うーうん普段は面と向かって話せないからねー」
シグルド「ルックさんのように飛んでいただく手もありますけどね」
シグール「えー、ビッキーの魔法はねーっていうか僕ら名前にてるからまぎらわしーし。ねー、フリック?」
フリック「俺に振るなよΣ( ̄□ ̄|||)」
シグルド「本当にかわいらしいおばけですね」
フリック「どこがだ!?」
シグルド「リアクションもいいですね、さすが天暗星は良粒ですね(にっこり」
シグール「ちなみにシグルドは何星?」
シグルド「俺は地奇星です」
フリック「Σ( ̄□ ̄|||) グレンシールにカミュー!! た、た、らし星!」
ダスダスダスッ
ユーバー「…………(一歩引く」
シグール「あー、ダメだよシグルド、フリック苛めるのは僕の仕事v」
シグルド「すいません、思わずナイフが手を離れました」
フリック(か、顔の横に三本……マジだ……こいつはヤバい……シグールよりヤバい……)
バタリ
セノ「あ、フリックさんが倒れたー」
ジョウイ(……お気の毒に、でも僕の分まで引き受けてくれてありがとう(合掌)
フレア「じゃ、私たちはそろそろ行こうかしら」
ユーバー「……(そそくさ」
テッド「で、これはどうするよ」
クロス「いーんじゃない目が覚めるまで放置で」
リーヤ「え、いーのかよ、だってこの後どーなんのこの家」
ルック「都合主義の産物だから、僕らが帰れば消えるね」
ラウロ「……てことはここは」
シグール「野原に逆戻りかなー?」
テッド「…………」