【テッドさんに108の質問攻め】



テ「……おかしくね? おかしいだろこれ?」
ク「なーんにもおかしくなんてないよ? だってこれ、【テッドさんに108の質問攻め】なんだから」
テ「普通こういうのは先にシグールとかセノとかお前に行くもんだろ!?」
ク「それじゃあなんにも面白くないもの」
テ「…………」


1.まずはみなさんに、ご挨拶をしてみてください。
ク「はいテッド。どうぞ?」
テ「こんにちはテッドです今日は精一杯ガンバリマスよろしくおねがいしマス」
ク「よくできました」
テ「挨拶くらい普通にするわ! その剣をとっととしまえ!!」


2.質問攻めはお厭でしょうが、根がマジメだからこれくらいガマンできますよね?
テ「…………ガマンっつーか」
ク「好きだよね、言葉責め」
テ「違う。そういう意味じゃねえ」
ク「そっか。されるよりする方が好きだっけ」
テ「お前のが黒く感じるのは気のせいか」
ク「ハハハハハ」


3.テッドというお名前は本名ですか。それとも愛称(省略形)ですか。
テ「本名。綴りだとTed。」
ク「たまに「てっちゃん」とか呼ばれてたり」
テ「しねぇよ!!」
ク「ねー、てっちゃん」
テ「初めて聞いたわそんな愛称!!」


4.姓名がありましたらぜひ教えてください。
ク「テッド=マクドールだっけ?」
テ「便宜上な……」
ク「これで晴れてテッドもヒモの一員と」
テ「…………」


5.ご自分の髪と目の色を説明してください。

テ「どっちも茶色」
ク「少し明るめだよね」
テ「そっか?」


6.身長165センチというお話ですが、それについてどう思われますか。

テ「それはあくまで4での話だ!」
ク「もうちょっとあるよね?」
テ「1でしばらく紋章外してた時に少し伸びたからな。今は170前後ってとこか」
ク「僕らの中ではジョウイの次に大きいね」


7.不老以外に身体的コンプレックスはありますか。
テ「特に」
ク「そういうとこに頓着ないよね、君」
テ「お前らみたいに襲われそうな顔してねーし」
ク「でもそれなりにはいけるんじゃない?」
テ「まあ、阿呆な野郎を騙せる程度には。遠慮したいけどな」


8.髪や爪は伸びますか。
テ「普通に伸びるなー。伸びない方が楽な気がすっけど」
ク「ずっとその髪型だけど、伸ばさないの?」
テ「似合わないし、手入れがめんどい」


9.トイレに行きますよね?
ク「テッド長いよね。トイレに新聞持ち込むのやめてくれない?」
テ「…………」


10.病気はしますか。
テ「まぁ、それなりに」
ク「滅多にないけどね」
テ「それは基礎体力と体調管理だな。放浪生活の時なんざ、体調崩したらアウトだし」


11.怪我はふつうに治癒しますか。
テ「まあ、普通に。紋章使う時は使うけど」


12.虫歯はありますか。
テ「二度と作らない」
ク「あったんだ」
テ「あった……あれは放置できねぇな。腹に穴開けられた時のがまだ我慢できた」
ク「比較するものが違うと思う」


13.メンタルな病に罹ったことはありますか。
ク「鬱を少々」
テ「嗜みのように言うな! しかも俺の事をお前がどうして答えるよ!?」
ク「船に乗ってる頃はそうじゃなかった?」
テ「少し疲れてたかなーって程度だよ」
ク「あ、そ」
テ「そう思ってたんならそっとしとけってんだ!」
ク「エヘ」


14.あなたの新陳代謝についてわかりやすく解説してください。
テ「……それは俺が年を取っていると言いたいのか。年を取ると新陳代謝が衰えるとでも言いたいのか」
ク「そういう意味ではないと思うけど」
テ「普通だと思うけど、なぁ」


15.何日くらいなら絶食しても平気ですか。
テ「人間、水は3日食物は5〜7日は生きられるって言われてるけどな」
ク「うん」
テ「生存可能と平気は違うと思う。平気かって言われたら、2日くらいで無理だな。動いてると尚更」
ク「動きが鈍ってくるもんね」
テ「実際、雑草とかで6日くらいまではやった事あっけど……今は無理そう。かなりいい生活してるからな……完全に体が慣らされてる……」
ク「贅沢って怖いよね、ほんと……」


16.声変わりはいつでしたか。
テ「……覚えてねぇ」
ク「テッドが成長したのなんて、紋章宿す前か霧の船の中か紋章外された後の3択しかないんだから、そのどれかでしょ」
テ「……たぶん霧の船にいる間デス」


17.成長してないのがバレて気まずい思いをしたことはありますか。
テ「大抵その前に出てったからな」
ク「成長期途中の年齢で止まると面倒だよね。大人だったらもう数年ごまかせるのに」
テ「シグールのところにいた時は、ほんとギリギリって感じだった」


18.孤児院みたいな施設に放り込まれたことはありますか。
テ「最初の頃はそんな施設滅多にお目にかからなかったし」
ク「ああ、昔の話だもんね」
テ「嫌な納得方法だな」


19.怪しまれてお巡りさんに捕まったことはありますか。

テ「俺が捕まると思うか?」
ク「…………」
テ「ま、町にいる間は寝床はちゃんと確保しといたからな。そんなヘマはしなかった」


20.路上生活と野宿と宿屋と居候、いままでの人生で多くを占めたのはどれでしたか。
テ「野宿。路上はさすがに人目につくと面倒になるし、宿屋に泊まる金があったら食費に回すし、居候させてくれる家を探すのも面倒だし。紋章の特性とか考えると、野宿が多くなるのが必然だな」
ク「冬とかは? 僕も野宿多かったけど、さすがに冬だけは宿屋か住み込みの仕事探したよ」
テ「冬は俺だってさすがにそうしたよ……北国は寒いんだ」
ク「その時ばかりは群島を懐かしく思ったなー」


21.紋章絡み以外で身のキケンがありましたらそのエピソードを教えてください。
テ「次( ̄▽ ̄)」
ク「え。列挙するのがもう面倒だって?」
テ「……人身売買、傷害、強盗、追剥その他一通りは嗜みです。向こうに害意がなかった過失とかを含めると数えるどころじゃねーし」
ク「過失って具体的には?」
テ「森で、獣と間違えて弓を射られるとかな。恰好が似たようなもんだったし」
ク「で、君は相手の罪悪感をエサに物をせびると」
テ「人聞きの悪い事を言うな。正当な慰謝料だ」
ク「タチ悪いなあ」
テ「あとは、抜け出す見込みさえありゃ人身売買の宿なんざ食事と寝床を提供してくれるとこだよな」


22.弓はどこで覚えましたか。
テ「ちょこっとだけじいちゃんに教えてもらってて、あとは我流と……出合った狩人とかに聞いたりとか、色々」
ク「僕と出会った時にはもうかなりのものだったよね」
テ「実践に勝るものはないな。お前の船にいる間にもかなり上達したわ」


23.矢筒の中に矢は何本常備していますか。
テ「MAXで10。鏃だけはもうちょい予備持ってるけど、矢筒の大きさ的に限界だ」


24.弓矢はいつも回収してるんですか。
テ「当然」
ク「ケチだよね」
テ「お前に言われたくねーよ……。作るのも買うのも面倒だし、限界まで使わないともったいねーだろ」
ク「使えるなら死体からでも回収するしね」
テ「使えるものは使わなくてどうする」


25.鉄の弓はどなたかからのもらい物ですか。

テ「…………」
ク「アルドのでしょ?」
テ「おう」


26.旅の装備品を教えてください。
テ「弓、ナイフ、食料と水筒、火打石、薬草類、塩、金。あとは交易に使えそうな宝石とか。あとは寒さを凌げるようにマントは必須。地図とかはあんまり必要そうに思えなかったし、そもそも高額で手にはいらなかった」
ク「テッドでも交易とかしてたんだ」
テ「金のほかに換金できるものはあった方がいいしな」


27.では、旅の必需品をこっそり教えてください。

テ「全部あった方がいいけど、最低限、水とナイフとマントはほしい。あとはもうどうとでもなる。今となっては」


28.魔法がお得意のようですが、どうやって習得しましたか。
テ「資質だろ?」
ク「訓練しないとうまくならないよ」
テ「霧の船で、船長に教えてもらったような……?」
ク「……なにその訓練場みたいなノリ。あの船ってそんな機能まであったの?」


29.水の紋章はいつからつけていましたか。
テ「最初の放浪時に。たまたま拾ったのがそれだった。水はイロイロ便利だったしな」
ク「それに、当時って紋章かなり安くなかった?」
テ「地域の特性なのか、それとも時代の流れなのか……」


30.蒼き門の紋章は宿せますか。

テ「たぶん」
ク「やってみればいいじゃない」
テ「宿せても使わねーと思うんだけど。コントロールとか面倒そう」
ク「召喚はルックの十八番だから、ルックに任せておけばいいと思うな」
テ「まったくだ」


31.ウサギやニワトリをシメることはできますか。
テ「当然」
ク「テッド上手いよね。毛皮に血があまりつかないから助かる」
テ「毛皮は売って肉は食べる。合理的だな」
ク「モンスターはぶつぶつ言うのに、こういうところはちゃきちゃきやるよね」
テ「モンスターとウサギは別だろよ……」
ク「カットバニーがいるじゃない」
テ「…………」


32.野にある道具だけで火をおこせますか。
テ「できっけど……めんどいし、疲れる」
ク「木の棒を延々と擦って起こす……ってやつだよね?」
テ「他にも色々方法はあっけど、紋章でその辺の木を燃やした方が速い」
ク「ごもっとも」


33.雪山で雪洞を掘れますか。
テ「やれるのとやるのは別だ」
ク「その心は」
テ「掘ってる間に死ぬ気がする。洞窟とかがあるならそれに越したことはない」


34.キノコと毒キノコを判別できますか。
テ「体で覚えるのが大事だな」
ク「食べるの?」
テ「飲み込まなければ死にはしない」
ク「うーわー……」


35.何カ国語を話せますか。
テ「一応主要国のは挨拶程度はいける。あとは共通言語が主だな」
ク「共通言語が話せればなんとかなるもんねー」
テ「身振り手振りでなんとかなる」


36.身元不詳なのに国境はどうやって越えたんですか。

テ「世の中には「戦災孤児」という便利な称号があってだな」
ク「すっごく失礼だよねそれ」
テ「あとは、関所のない山の難所とかを通ったりしたなあ」
ク「昔は意外と関所の管理も杜撰だったもんね。だんだん動きにくくなって参ったよねー」
テ「昔はよかったよなあほんと」


37.ナイフの使い道を5つ挙げてください。
テ「刺す。切る。削ぐ。突く。叩く。あとは潰すとか投げるってのもあるな」
ク「刃以外の部分もその気になれば立派な凶器だよね」
テ「剥がすとかな。たぶん、武器としては一番多様性があるんじゃないか?」


38.衣服に好みはありますか。
テ「丈夫で動きやすいのがいいな」
ク「あとはごちゃっとしてない服で、あんまりゆったりしてない方がいいよね。色は寒色で」
テ「どうしてお前が俺の好みを勝手に答えるんだよ」
ク「好みじゃなくて、テッドに似合う服の話だよ」
テ「…………」
ク「テッドの服を考えるのが一番大変なんだよー」


39.手袋の素材や色などにこだわりはありますか。
テ「丈夫で固すぎないもの。色々作業したりもするからな。その点、一番いいのは皮になるのかね」


40.その服、いつから洗濯していませんか。
テ「昨日洗濯しました!」
ク「ちゃんと毎日洗ってるよねー」
テ「訓練だなんだで汗かくしな。昔は年単位で洗わなくても平気だったんだけどな」
ク「…………」
テ「血だの泥だので、汗の臭いなんて気にならなくなる」
ク「ちゃんと洗濯しないと傷みが早いよ?」


41.眠るときも着たきり雀ですか。
テ「寝間着を別に用意すると知った時のあの衝撃……!」
ク「僕も昔は知らなかったなー。大抵上着を脱いでそのままとかだよね」
テ「これも時代の流れだよな……」
ク「単にシグール達が上流階級ってだけの気もする」


42.お風呂の時、手袋(または包帯)はどうしますか。

テ「全部取って入る。人気のない時間帯選んでるし、一緒に入るのはシグールとかくらいだしな」
ク「帽子被ったまま入る人とかもいるからそんなに気にされない気もするけどね」
テ「一応あまり見られたくねーからな。でも、蒸れるからつけたまま入るのはあんまり好きじゃない」


43.ボタンがとれたらひとりで縫えますか。
テ「それくらいできる」
ク「上手いもんだよねー」
テ「クロスみたいに秒単位でつけたりはできねーけど」


44.利き手はどちらですか。
テ「右手」
ク「紋章って、結局利き手に宿るものなのかな」
テ「ああ、お前だけ左手なんだっけ」


45.お箸は上手に使えますか。
テ「大豆もつまめるぜ☆」


46.食事中に手袋をしたままで怒られたことはありますか。
テ「手袋は取ってた。下に包帯巻いといたから、さすがにそれは取れとは言われなかったな」
ク「ここだとその辺アバウトだよね」


47.お酒は飲めますか。
テ「ワクでっす\( ̄▽ ̄)/」
ク「テッドが酔ってるとこ見た事ないもの」
テ「お前の酔ってるとこも見た事ねーよ」
ク「いつか本気で飲み比べしてみる?」
テ「酔う前に水っ腹になると思う」


48.お魚はどうして苦手なのですか。

テ「骨が……」
ク「…………」


49.料理はできますか。
テ「野外料理ならそれなりに」
ク「大味だよね、テッドの料理」
テ「食えればいいんだよ!」


50.大好物はありますか。
テ「マグロ。あとグレミオさんのシチューがまた食べたい」
ク「ほんとマグロ好きだよね……魚嫌いなくせに」


51.飢えたらなんでも食えますか。
テ「草から木の皮まで食べる」


52.普通、甘党、辛党、肉好き、魚好き、野菜好き、和風好き、洋風好き、中華好き、なんでもウマイ、なんでもマズイ、味オンチ。あなたはどれに該当しますか。
テ「普通。なんでも食べれるけど、さ」


53.命奪ったら喰う主義ですか。
テ「食べるつもりで狩ったものはきちんと食べる」


54.知識の習得はどの程度必要だとお考えですか。
テ「生きる上で必要なものは知っておいた方がいい」


55.口八丁やハッタリはお得意ですか。
テ「はっはっはっはっは」
ク「ほんと上手いよね」
テ「それで生きてきた時代もあったからな」


56.嘘はつきますか。
テ「吐かなきゃ生きていけなかったしな」


57.ふだん泣くことはありますか。
テ「ないな」
ク「テッドの泣いたところなんてほとんど見た事ないや」
テ「……俺、お前の前で泣いた事あったか?」
ク「あるよ?」
テ「……(いつだったか思い出せない」


58.一人称はいつも「おれ」ですか。それとも臨機応変に使い分けますか。

テ「大抵は「俺」って言ってるよな」
ク「テッドが「僕」とか「私」って言ってたら気持ち悪い」
テ「必要なら言うけどな」


59.ご両親についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
テ「覚えてない。けど、なんとなく優しかったイメージが残ってた」


60.あのおじいちゃんは血の繋がった実の祖父ですか。
テ「ああ」


61.子供のころ、友だちはいましたか。
テ「同じ年の子供はいなかったんじゃなかったかなー。小さな村だったから、ほんの数人しか子供はいなかった」


62.生まれ育った村の場所を憶えていらっしゃいますか。
テ「……正直、ほとんど覚えてない。記憶も曖昧だし、ぶっちゃけ正確な位置はわかんねぇ」
ク「行ってみたことないの?」
テ「あのへんハルモニア近いしな。それにもう荒れ果てて見る影もねーんじゃねーか」


63.ご自分の実年齢、きちんと把握してらっしゃいますか。
テ「生年月日は一応覚えてはいるけど、そこから年齢を算出するのがそろそろ疲れてきた」
ク「年齢を自覚するとぐっと老け込むよね」


64.実年齢の割に精神年齢が幼いという自覚はありますか。
テ「実年齢=精神年齢は不味いだろ」
ク「そしたらもう500歳越え? ヨボヨボのおじいさんだよね」
テ「経験とか知識は確かに積み重ねたもんがあるけど、根本的なところは見た目のまんまなんじゃねーかな」
ク「どうしても見かけの年齢に引き摺られる部分はあるよね」
テ「周りもそういう扱いをするしな」


65.背徳的なお仕事をなさった経験はありますか。

ク「まってました\( ̄▽ ̄)/」
テ「待てΣ( ̄□ ̄|||)」
ク「ここからが本領発揮です」
テ「お前がそういう事を言う時はロクな事が起きない」
ク「ここからテッド様でお願いします」
テ「(・◇・)」
ク「テッド様エロイムエッサイム〜\( ̄▽ ̄)/」
テ「ちょっとまてぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」
ク「普通の質問ばっかりじゃそろそろ飽きるでしょ? せっかくの質問責めなのにさぁ」
テ「「せめ」の意味も文字もちげぇよ!」
ク「あと、来年のエイプリルに出せるものを今から用意しようかなと思って」
テ「…………いつからお前まで黒くなった」
ク「やだなあ僕はいつだって華麗に黒いよ☆」
テ「…………」
ク「で、お答えをどうぞ」
テ「……せっかく若い体だし。実入りもいいからな」
ク「へぇ」

テッド「……後で覚えてろよ」


66.女性と致したことはありますか。
テ「こっちから乗り気じゃなくてもご奉仕って感じだよな」


67.では男性と致したことはありますか。
テ「一通りは。つーか女性相手よりも実入りがいいんだよなこっち」


68.男女関係なく無理矢理されちゃったことはありますか。
テ「本気で無理矢理ってのはないな。押し倒されても途中から「ま、いっか」で済ましてた」


69.ええと、生理的にガマンできなくなっちゃったときはどうしてます?
テ「特に? ああ、その辺の男引っ掛けて遊んだりしてた」


70.身体的成長と精神的成長、性欲ってどっちに連動するもんなんですか。
テ「身体的成長だろうな」


71.恋の病に罹患したご経験は。

ク「現在進行形でかかってる感じ?」
テ「……さあ、どうかねえ?」
ク「初恋はシグールなんでしょ?」
テ「憧憬と恋慕を一緒にすんな」


72.150歳くらいのとき直視できないほど凹んでましたけどなにかあったんですか。
テ「いい加減疲れてた」


73.非常にお訊きしにくいのですが、断崖絶壁でなにするつもりだったんですか。
テ「ふらーっと近寄って、下見て、「こっから落ちたら死ねるかなー内臓ぶちまけてずたずたになんのかな。それとも流されて魚に食われんのかなー」って思って、魚に食われるのはなんか腹が立った」
ク「…………」
テ「楽になれるとは思ってなかったな。死んだら何も残らないだろ」


74.霧の船ではなにをしていましたか。
テ「なんもしてなかった。時間感覚もなかったから、ただずるずるとそこにいただけ」


75.念のためお伺いします。あのローブと鎖は誰の趣味ですか。
テ「俺の趣味でない事だけは確かだ」


76.なにを思って懺悔室なんかに足を踏み入れたんですか。
テ「押し込められた」


77.なにを血迷ってキノコ・ミント戦争なんかに荷担したんですか。
テ「たぶんあそこで参加してなかったら、俺はキノコとミントを口に詰め込まれて窒息死してたと思う」
ク「そんな酷い事する人はいないと思うけど」
テ「フレアとシグルドとお前の3人がかりで笑顔で詰め寄られて命の危機を感じずにいられるか!」


78.構うなと言いつつ目安箱にお手紙を投函したのはなぜですか。
テ「目安箱とは要望を出す場所だろ? ……アルドを引き剥がしてほしかったんだよ」
ク「そこまで切実だったの?」
テ「当時の俺はとにかく1人にしてほしかったんだっての」


79.紋章砲をブッ放したご感想を率直にどうぞ。
テ「なんか微妙だった。右手使わなくてもすげえ威力を出せるって事に驚いたし、呆気ないなとも思った」


80.王女様に庇われてましたが、どう弁解しますか。

テ「あれは、俺の反応を見て遊んでいた」
ク「否定はしない」


81.カズラーに吸い込まれたご経験はありますか。
テ「ない」
ク「食べたらお腹壊しそうだし」
テ「その辺わかってたんじゃねーの?」


82.クールーク皇国がイスカスの陰謀で激震していたとき、どこにいましたか。
テ「とにかく群島から抜け出そうと思ってて……赤月あたりにいたんじゃねーかな」


83.ほかに真の紋章の宿主とはどれくらい会いましたか。
テ「クロスは別として。シエラとはちょこちょこ顔を合わせてた事があったかなー。で、シグールにくっついてってルックと会って、その後はまあ、順々に」


84.魔術師の島で対面する以前に、レックナートをご存じでしたか。
テ「No」


85.レックナートに見張られていた自覚はございますか。
テ「…………」
ク「地味なストーカー被害がここにも」


86.ハルモニアの動向は意識していましたか。
テ「無関心でいたら死んでるからな!」
ク「面倒な国だったよねえ……ほんと」
テ「あの逃亡生活を知らないのは幸せだ。ま、俺はウィンディから逃げる方が優先だったから結構ちょくちょく見つかったりしてたわけだけど……」


87.どうしてグレッグミンスターに来たのですか。
テ「テオ様に拾われた」
ク「へえ」
テ「人を無理矢理ひっ捕まえて馬車に放り込むとか、一歩間違えれば犯罪者だ」
ク「将軍様だから大丈夫じゃない……?」
テ「そこはむしろ将軍だからダメだろ……」


88.サラディへぼうけんに行くときなぜあんなに弱かったんですか。
テ「…………」
ク「そういえば、アリにやられたりしたんだって?」
テ「……うるさい。俺はただの戦災孤児だったんだ! 本気を出せばあれくらい!!」


89.マクドール邸にしょっちゅうおじゃましてたのはグレミオのシチューと坊ちゃん、どっち目当てですか。
テ「両方」
ク「……即答したね」
テ「だってグレミオさんの料理うまいし。シグールも、こっちが顔出さない日はほとんど家に来てたから……」


90.日記を毎日つける行為をどう思われますか。
テ「俺は絶対ムリ。気が狂う」


91.魔女の名前を忘却していたのは歳のせいですか。
テ「思い出したくなかったからあえて思い出してなかったんだよ!」


92.坊ちゃんのこともひょっとして完全に忘却していたとか。
テ「十歳にも満たない子供から見た十代の人間なんて大人なんだよ! それに、あの状況で事細かに覚えてなんかいれねーっての」
ク「お兄ちゃんってことしか覚えてなかったんだもんねー」
テ「うっせぇ……でも、黒髪で棍を持ってたってのは覚えてたけど、実際シグールと合って頭の中のイメージと結びつかなかったんだよ。シグールはなんつーか、お兄ちゃんよりほんわかしてたから」
ク「ほんわか……?」
テ「当時はな。あれがこうなるのが俺が原因だったかと思うと少し滅入る」


93.坊ちゃんのお仕事にノコノコついてったのはなぜですか。
テ「初仕事の手伝いくらいしてやりたかったんだよ」
ク「一緒に近衛兵になればよかったのに。シグールのお付きとしてならできたでしょ」
テ「終わったら出てこうと思ってた。いい加減、成長してないのバレそうだったからな」


94.美人の宮廷魔術師さんに興味がおありのご様子でしたがそのココロは。

テ「美人って聞いたら見てみたくなるのが男の性分」
ク「そう?」
テ「真性ホモのお前にはわからんだろうな」
ク「……何気に暴言吐かれた?」


95.ルックやフッチみたいなこまっしゃくれたガキはお嫌いですか。

テ「子供の突っ張りなんざ可愛いもんさ」
ク「それに本気で相手してたのはどこの誰?」
テ「……子供の意地に本気で相手してやるのが大人の務めってもんだ」
ク「どっちが子供だよ……」


96.竜の背に乗れてよかったですか。
テ「空飛ぶの初めてだったしなあ。長い間生きてて初めての経験ってそうそうなくなってきてたから、楽しかった」
ク「シグールのところにいる間は初体験ばっかりだったんじゃないの?」
テ「あー……まーな。戸惑ったけど、楽しかった」


97.宮廷からマクドール邸に逃げ帰ってきたのは無意識の行動ですか。

テ「あのまま逃げ切れるとは思ってなかった。だったらシグールに紋章渡してシグールに逃げてもらう方がベターだろうなって」
ク「…………」


98.坊ちゃんに紋章を託したのは咄嗟の思いつきですか。
テ「思いつきではない」
ク「いつから考えてた?」
テ「さあ?」


99.捕らえられてから三ヶ月以上ものあいだどうやって過ごしていましたか。
テ「あんま記憶ねーんだよな」
ク「……深くは突っ込まないでおくよ」


100.あのときのお怪我はどうされましたか。
テ「放置」
ク「よく死ななかったね」
テ「致命傷はなかったしな。向こうとしても、俺が死んだら困るだろ」


101.紋章譲ったのがバレてウィンディにビンタされませんでしたか。
テ「ビンタで済んだら楽だったなあ……」


102.ソウルイーターが仲介してくれなかったらどうするつもりだったんですか。
テ「三百年の付き合いなめんな\( ̄▽ ̄)/」
ク「…………」


103.三百年前のあのお兄ちゃんと坊ちゃんが同一人物だと気づきましたか。
テ「今は当然知ってる。紋章渡した時点でなんとなく気付いた」


104.直接の死因はなんでしたか。
テ「紋章に魂を吸い取られたから。とうに切れてた寿命を繋いでた紋章が完全に分離したから。それまでのダメージの蓄積による消耗。どれがいい?」
ク「……ロクなもんじゃないよね、どれも」
テ「一番シグールに優しいのは2つ目だろ?」
ク「じゃあそういうことにしておこうか」


105.お亡くなりになったあとはシークの谷に置き去りですか。
テ「体が塵になったからなあ。お持ち帰りもないだろ」


106.で、その後ゆっくり眠れましたか。それともまだ寝不足ですか。
テ「気付いたらクロスがいた。寝たって感覚はないけど、あえて言うなら寝起き最悪?」
ク「言いたいこと言ってくれるねえ……」


107.坊ちゃんに言い残したこと、伝えたいことはありますか。
テ「言いたいことは自分で言うからいい」
ク「だね。自分で言え」


108.最後の質問です。いま、どこにおいでですか。
テ「魔術師の塔。シグールは今ルックと出かけてる」
ク「いい暇つぶしになったー」
テ「俺はお前の暇つぶしに付き合わされてたのか……?」