以下ゲームのネタバレを含みます、というか盛大なる攻略です。
未対応の方も楽しめるよう話の流れも書いてます(が、かなりはしょってます)。
とにかく長いです。





<概略>

主人公は8人と3日間行動を共にします。
その間に「皇子」「側近」「補佐」「暗殺者」それぞれの見極めをしなくてはなりません。
なお8人全員が嘘で嘘を塗りつぶすような奴らです。その辺りは普段とほぼ変わりません。

ちなみにこのゲームにおいて、リーヤ12歳、ラウロ15歳時の姿で登場しています。
彼ら自身、皇子と側近が互いの顔を知っている他は誰が何なのか知りません。
よって彼らは互いと主人公を独自に推測します。
もちろん主人公は一般人なわけですが、8人には暗殺者か側近とか補佐と判断されている事もあるわけです。










<序章>

主人公の国の皇帝が崩御し、荒れる首都を抜けて主人公は親類のいる田舎へと行くことになります。
出発した日、主人公が宿の部屋で休んでいると、クロス→テッド→シグール・セノ→リーヤ・ルックの順番で部屋に入ってきます。
ちなみにクロスの時には選択肢がでますが、ここはどちらを選んでも意味はありません。
好きな方を選んでください。

@彼を部屋に迎え入れることにした→普通に入ってくる
A彼を睨んだ→勝手に入ってこられる


この部屋での会話の際に、シグールの「帝都につけば食べ物がある」という言葉から彼はこの物騒な時期に帝都に向かっていると判明するのですが、どうせ 後になれば自分でも言うので些細な情報です。



食堂で盗賊に襲撃されます。
その際にラウロとジョウイが合流します。
ラウロ登場時の選択肢もEDに関係はありません。

@背後から思い切りはたいた→テッドがちょっと不憫
A止めずに見ていた→テッドが焦げる


Aの方が面白い。



襲ってきた男達を撃退した後、部屋で話し合いをします。
ここら辺りからゲームの主旨に関ってくるものがあります。
なお各自の自称は次の通りです。もちろん全員詐称。

シグール→アーゲイ国の貴族の子息
テッド→賞金稼ぎ
セノ→戦乱を避けて故郷に戻る
ジョウイ→反皇帝派筆頭の嫡男
クロス→レース職人
ルック→ソファイル大神殿の神官
リーヤ→孤児院から脱走した孤児
ラウロ→軍人

1.皇子は「ソファイル大神殿」に即位宣言をするために向かっている
2.この中に皇子と護衛(何名かは不明)がいる
3.皇子の顔は知られていない

この3点がまず判明します。
会話の中でついでに以下の事が分かりますが、嘘だったり本当だったりします。

テッドはこの国出身ではない→〇
シグール・ラウロは帝都を目指している→×(皇子の護衛もしくは暗殺が目的なので)
クロスはミフィダル出身→〇
シグールはアーゲイ国の貴族→△(養子)
テッドはアーゲイ国出身→〇
ラウロはモガゼン国出身→〇
ジョウイは反皇帝派筆頭の嫡男→×(本当だったら困りますよ)
ルックはソファイル大神殿の神官→×(ある意味違うわけではないけども……)
セノはソガン国出身→〇

ちなみにこの時発見される王家の紋様入りペンダントの扱いが判断材料になります。
皇子側の人達は王家の紋様が入っているものを直接触れるのは恐れ多いので、鎖を持ったりもしくは触れていません。
暗殺者は関係ないので普通に触ります。
皇子は持ち物なので当然触れます。

ルック…投げたり普通に触っている→暗殺者もしくは皇子
ラウロ…摘み上げる、鎖を掴む→皇子側と判断
リーヤ…普通に持っている→暗殺者もしくは皇子

とはいえこの時には暗殺者の存在も曖昧なので、スルーしていると思います。
それが普通です。
そしてスルーしたところで後でまた分かるので大丈夫です、たぶん。
このあとの情報収集から、側近の2名もこの中にいると判明します。

また、テッドが「特殊工作員が〜」と言っているので、テッドは積極的に皇子側の情報を流していることになり、暗殺者にそのメリットはないので彼は皇子側と推測できます。

さらにその後の会話、ルックの「小、または中」という台詞への反応で、少なくともルックとセノとリーヤとテッドが軍関係に精通していることが判明します。
この件に関しては全員が普通に受け応えしているのでもう全員関係者だろという。
この時のテッドへのルックの反応から、ルックはテッドに憤慨していることが推測され、ここからルックは罠を仕掛けうっかりはまったテッドに憤っているらしいことが推理できますが、まず分かりにくいですね。
なお暗殺者も知らない上に皇子側陣営にまったく結束が見られないので、後から判明する補佐2名は皇子の顔を知らないと推測できます。

追加ポイントとしては、皇子の顔は幼少時代から知られていませんでした。
このことから皇帝が相当用心深いか、あるいは別の理由があることが窺えます。
これはED分岐には関係ない情報ですが、ED時の「皇帝」が誰であるか考えて非常に楽しい事になります。


またセノがリーヤとジョウイ以外の全員に敬語であることがポイントになります。










<1日目>

昼間の会話を聞いていると、リーヤとラウロがあからさまに知り合いチックな会話になっているのが分かります。
夜の会話は以下の通り。
思い思いの想像なので、アテになるかは定かではありません。

シグール→セノが皇子
テッド→ラウロが皇子、ルックが護衛
セノ→ジョウイが皇子
ジョウイ→クロスが皇子
クロス→ルック大好きとしか分からず、もう一度聞くチャンスがもらえる
ルック→シグールが皇子
リーヤ→ルックが皇子
ラウロ→見事に理詰めで追い返された


ベストEDを見るためには先に1度グッドEDを見ておかなくてはなりません。
別名4ルクED。
そのためにまず、この日の夜にクロスに一度話しかけてください
話を聞いた人数にカウントされないので、その後の2名は好きな人を選べます。
ちなみにおすすめはセノとリーヤらしいですが、お好みでどうぞ。

ここでセノが年長組では唯一ジョウイに敬語ではないことから、彼ら2人が親しいと分かります。
暗殺者同士は馴れ合わないので皇子側と推測すると、セノはジョウイを皇子と認識させようとわざと喋った可能性が濃厚になります。
すなわちセノ&ジョウイは皇子陣営で決定します。










<2日目>

途中で暗殺者集団に襲撃されている人達を見かけます。
助けようと言う主人公に、全員が反対します。
この時シグールとセノ、リーヤは先に逃げます。
残っているのはラウロ、ジョウイ、ルック、クロス、テッドの5人。
散々無駄だの何だの言うわりに逃げていない人(テッドとか)がいることから、実はこの面子の中に皇子がいるとなんとなく想像できます。
つまりこいつらが皇子陣営だと推測できます。
一部違う人もいますがほぼそのそのままでいいでしょう。



襲撃を退けた後、再び街で情報収集です。
ベストEDへの道程を進んでいる場合(2週目以降)、ここで不幸の代名詞ナッシュ諜報員が姿を見せてくれます。
一般人の主人公に虐げられる姿はとても楽しい。
この日の情報収集は以下の通り。

モガゼンから暗殺集団がきていて、リーダーは最年少で少年→〇
ミフィダルの公王がきまった→〇(実はこのごたごたのせいでミフィダルは刺客を送り込む余裕がなく、暗殺者の3人目は国内からだということが推測できる)
国境封鎖ぎりぎりで皇族が入ってきている、その人は陛下の弟の子息→〇(ベストEDにて判明)



2日目の夜。
この日の個別は誰でもいいです。

シグール:故郷について。実はここからシグールが実はミフィダル出身だと判別できます。ついでに貴族でなかった事も分かります。
テッド:ボロを出さないです。ただアーゲイ出身は確からしいとわかります。
クロス:ただののろけでしかない……とみせかけて「真珠貝や真珠が高い」との発言からミフィダル出身ではない可能性が浮上します。
ルック:神殿VS軍部の図を説明してくれます、何ら意味はありません。
セノ:寝言でとってももっともらしい事を言いますが、実は嘘。
ジョウイ:ヒントをくれます。「ペンダントへの触り方」……覚えてないよそんなもの。
リーヤ:とにかく、痛い。
ラウロ:主人公に周囲に誰もいないところで戦う準備を要求していることから、主人公を補佐と認識している事と皇子側であると判断できます。
 


このあと見張り会話を覗き見できます。
グッドED・ベストEDのためには、クロスとルックを選び、選択肢で「寝に戻る」を選んでください。
なお、リーヤとラウロの会話はノーマルED時に選ぶとそりゃあもういいトラウマを刻み込んでくれます。

リーヤ・ラウロ→2人が関係者と判明
テッド・ジョウイ→そのままねすごして朝に
クロス・ルック→@見続ける⇒朝になる A寝に戻る⇒4ルクエンド条件
シグール・セノ→そのままねすごして朝に

セノはこの1日で自分が皇子であるかのように匂わせる発言を繰り返します。
これにより彼もやはり皇子ではないことが判明します。










<3日目>

神殿近くまで来て戦闘開始です。
ここでは主人公が3択でペンダントを誰に渡すかを延々と選びます。
皇子側の人間に渡せば正解です。

全て正解の選択肢→ノーマルED、グッドED(ベストED)のどちらか
1つ不正解→バッドエンド3(矢じりED)
テッドにより殺害されます
2つ不正解→バッドエンド2(魔法ED)
ジョウイもしくはラウロに殺害されます
3つ不正解→バッドエンド1(小刀ED)
リーヤに殺害されます


1つめ。
シグール→×
ルック→〇
逃げる→×

2つめ。
ジョウイ→×
ラウロ→×
逃げる→〇

テッド→〇
リーヤ→×
逃げる→×











<答え合わせ>

皇子=ルック
推理材料:@ペンダントを普通に触っている A常に後衛 B2日目の襲撃の時に残っている C2日目の夜の会話から「自由に出かけられる身ではない」と推測できる

側近1=テッド
推理材料:@初日の戦闘で皇子の情報を言いかけた男を蹴り止めている A皇子の護衛が増えたことを教えている B2日目の襲撃の時に残っている

側近2=ラウロ
推理材料:@ペンダントに直接触れていない A2日目の襲撃の時に残っている B2日目の夜の会話で皇子側の立場から話している

護衛1=ジョウイ
推理材料:@2日目の襲撃の時に残っている Aアトレイド家印付金の旅券を持っている

護衛2=セノ
推理材料:@ジョウイと親しい Aわざと自分を皇子と誤解させそうな行動を繰り返す

暗殺者1=シグール(アーゲイから)
推理材料:テッド・ラウロ・ジョウイ・セノが皇子側と見た上での消去法

暗殺者2=クロス(モガゼンから)
推理材料:@出身地詐称 Aモガゼン刺客の紋章(マイセンがヒットすればですが)

暗殺者3=リーヤ(国内から)
推理材料:@ペンダントに直接触れている A皇子側のラウロと不穏(2日目夜会話)



ルック・テッド・ラウロは互いの顔を知っているので2日目の時もルックが残ったため他の2人も残っています。
ジョウイとセノは互いの顔だけは知っているのでタメ口です。
その上ジョウイを皇子に見せようとしている節があります。
セノとジョウイは補佐でも皇子の顔を知らないので、誰が皇子か分かってませんでした。

シグールがテッドにべったりなのは、テッドを皇子だと思っていたためです。
クロスとルックがらぶらぶなのはクロスが一目ぼれだからです……このせいでややこしい事に。
あとルックを皇子と思っていなかったという事もあります。
リーヤとラウロは小さい頃同じ施設で育ったため顔見知りでした。
リーヤは反皇帝勢力に、ラウロは軍隊に引き取られたのでこういう結果になっています。


なおセノの「髪の色の薄い人が貴族に多い」はクリティカルヒットなヒントです。
これを鵜呑みにしてシグール・セノを消去もアリ。

ぶっちゃけバッドEDからの推測もありです。
粛清を受けたのはアーゲイとモガゼンの2国のみでミフィダルは何もされていないので、皇子暗殺には関与していないことが窺えます。
そして叔父一家が追放されたことから、3人目の暗殺者はここからの派遣だと推定も可能です。










<EDネタバレ>

ノーマルED>>
3回の選択の後、更にクロスとセノで選択肢がでたらこれです。
シグールは逃亡し、クロスとリーヤは処刑されます。


<グッドED>
シグールは逃亡、クロスとリーヤは陣営に引き込めます。
主人公はその後首都に戻って生活を続けます。
ルックは皇帝に即位し、クロスは王宮付料理人となりました。


<ベストED>
シグールは逃亡、クロスとリーヤは陣営に引き込めます。
ソファイル大神殿にシグールを除く全員で向かい、ナッシュと、大神官であるササライに出会い、実は双子であったことが判明します。
シグールがアーゲイからの暗殺者全員を殺害して戻ってきますが、本人も毒で瀕死となってしまいます。
そこでアルファード(王族・養子)が戻ってきて解毒薬によってシグールが助かります。

ルックは皇帝に即位し、主人公はメイドとして王宮へ入ることとなります。
8人+αでどたばたやって終わります。
エンディングロールも他のEDと異なります。

*このベストEDのデータをセーブして「しおりをひらく」で始めると、各キャラの出演感想並びに製作者の作成感想が見られます。










なお、BADやノーマルED時の「皇帝」とは必ずしもルックであるとは限りません。
ベストED時にササライが言っているように、ルックが死亡した場合の皇帝はササライになっているわけです。
その場合の側近は「1人」というわけで、必ずしもテッドやラウロであるとは限りません。
そんな裏情報でした。