「「ハッピバースデーテッド!!」」
「うむ、くるしゅうない( ̄▽ ̄)」
「あれだよねー……ニートなのになんで誕生日を祝うのかっていうねー」
「テッドがニートなのと誕生日をお祝いするのとは別問題だからね。仕事してなくても生きて歳を重ねることは素晴らしいこ……と……だよ?」
「そこなんで疑問形なんだ。あと俺もそろそろ完全ニートではないと主張するぞ」
「テッドさん、今年いくつなんですっけ?」
「……いくつだろうな?」
「もうロウソクは一番手頃な数でいいよね」
「で、今回のプレゼント担当は」
「僕だよ(^▽^)」
「クロスか……」
「ほとんどクロスが料理作ってるのにプレゼントも担当って、ちょっと申し訳なくなるよね」
「その分材料調達とか会場準備とか頑張ったよ!」
「さて、テッドへのプレゼントはこれでーす!」
「…………」
「マグロ気ぐるみ風パジャマ! これであなたもマグロ気分!!」
「…………」
「ちなみにマグロは泳ぎ続けてないと死んじゃうので、テッドも仕事してないと死んじゃうくらいの勢いで頑張ってね、っていう裏メッセージがこもってるよ☆」
「…………」
「そんなメッセージ性あったんだ」
「単純にテッド=マグロで賛成してたよ」
「それはそれでいいと思うけど」
「……お前ら誰も反対しなかったのか」
「満場一致で可決されたよ?」
「大丈夫です! テッドさんなら似合います!」
「ありがとうなセノ……まったく嬉しくねぇよ……」
「ほらテッド! 着てみて!!」
「全力で遠慮する」
「シグールがせっかく調達してくれた超高級布地だよ? 寝巻きに使うとかすごく贅沢なのに……」
「そんなものをこんなものに仕立てるなΣ( ̄□ ̄|||)」
***
「仕事しないと死ぬくらいっていうならジョウイのが似合う気がしたんだが」
「いや、仕事しなくても死なないから僕」
「本当に?」
「……た、ぶん」
「……頼むからそこは普通に否定しろこのワーカホリックが」