シ「やっほう来たよー……ってか持ってきたよーぅ」
ク「ありがとシグール助かった!!」
シ「まったくもーう、計画性もってよねここ周辺から隔離されてるんだし」
ク「……痛恨の一撃どうもです」
シ「テッドは戻ってる?」
ク「うん、今はソファーに座ってる。悪いけど残りの飾り付けお願いしていい?」
シ「りょーかいっ。テッド〜」
テ「シグール……俺は……燃え尽きたZE……」
シ「たかだか魚の買い出しでそんな大げさな」
テ「買いだしてないから」
シ「え? じゃあクロスに頼まれた魚どうしたの?」
テ「釣った」
シ「…………」
テ「買いに行くより早いっつーかこの天気じゃあ徒歩だとまず時間内に戻るの無理」
シ「……凍った湖の上で」
テ「おう……」
セ「あ、シグールさんおかえりなさい」
シ「あれ、セノもいたんだ」
セ「はい、ホットワインです〜。寒いのにありがとうございます」
テ「ま っ た く だ 。このクソ寒いのに余計なことさせやがって……!」
シ「まあしょうがないよ、雪降る前のすごく暖かい日に買い置きしてた食材腐っちゃったらしいから」
テ「まあでもギリギリ間に合いそうだな。ルックが戻るのそろそろじゃねぇか?」
セ「誕生日にまで市にかまけてなくてもいいと思うんですけど」
シ「まあルックだからしょうがないね。テッドそれこっちにつけて」
テ「はいはい」
〜半日後〜
シ「お そ す ぎ な い?」
テ「……遅いなあ」
セ「さすがに遅いですね」
ク「まさかルック……いやでもそんなバカな……ちゃんと戻るようにって言ったのに……」
テ「……そのまさかじゃねぇかなクロス」
ク「自分の誕生日忘れたっての!?」
シ「まあこれだけ生きてればしょうがない、気もする」
セ「迎えに行ったほうがいいですか?」
ク「無理だよ、ルックが行った市ってファレナ女王国だもん」
テ「遠っΣ( ̄□ ̄|||)」
シ「あっ、レックナート様に様子見てきてもらえば?」
ク「それがレックナート様も一緒に行っててネ」
セ「塔から出ることあるんですか!?」
シ「すごいポイントだけどセノのツッコミは的確だね」
ク「僕も珍しいと思ったよ。あぁああ二人揃って忘れるとかギャグでしょもう……!」
テ「よし落ち着こう。とりあえず……この料理はどうする」
ク「このまま保存して戻ってきたら温め直す」
シ「……さっきから音たててる僕らのお腹は?」
ク「スープとパンでも出そうか。用意してくる」
テ「えー」
ク「えーじゃないでしょもう……そう言いたいのは僕のほうだよ!!」
テ「……で、デスヨネ……」
シ「しょーがないね。どうせ雪がやむまでは何もできないし、のんびりしようかな」
セ「そうですね。ルックが戻ってこないとここからの移動は難しいです」
テ「あーもうっ、せめて美味いもん食いたい! 早く戻ってこいルック!!」
セ「そういえば、」
ヒュン
ル「…………………………え? 何あんたら」
シ「それはこっちのセリフだよ!?」
ル「はあ? って何このりょ……う…………………………あ゛ー」
テ「思い出したか」
ル「クロス……怒ってた……?」
セ「うん、ちょっと」
ル「………………」
シ「ああ、やっぱり忘れてたんだね」
セ「ルックらしいですねー」
テ「まあ言えてはいるわな。あいつ相手に事前に念を押しとかないクロスも悪いかもな」
シ「ま、これで料理が食べれるね♪ クロスの機嫌がちゃんと治れば」
セ「温め直しはすぐできますから、ちょっと遅いけどパーティですね♪」
テ「やれやれ、やっと祝いの酒もあけれるぜ」
ク「さあみんな手伝って! 料理あっためなおしちゃおう☆」
シ「回復早っΣ( ̄□ ̄|||)」
ル「その……悪かったね」
テ「ルックが謝った煤i゚▽゚;ノ)ノ」
セ「じゃあまずはこれからですね〜。あとこっちのスープと」
ク「待って、先にこっちの豚をオーブンで焼き直しちゃう! あ、ルックはいいよ座ってて! シグール食前酒あけていいから!」
シ「やったー☆」
テ「ま、とりあえず誕生日おめでとうなルック」
ル「……どうも」
セ「今度はちゃんと戻ってきてね」
ル「だ、だから悪かったって……」
テ「…………ところでなシグール」
シ「うん、僕も思った。ルックがいなくてクロスが台所に引っ込んでたのはともかく」
テ「そうそう、妙に会話が淡々と進むと思ったら」
ドン ドンドンドン
セ「あ、ジョウイだ〜☆」
シ「この豪雪の中!?」
テ「外にいたのかあいつ!?」
***
オチはジョウイで(違
ハピバルック☆
ルックは素で忘れそう自分の誕生日。
↓↓ジョウイ君がいなかった理由
セ「あれ?」
ジ「どうしたんだいセノ」
セ「ううん、ほら、ルックの誕生日の時は転移使わせるのも悪いし、みんなで集合するでしょ」
ジ「そうだね」
セ「なのに、シグールさんたちの馬車ないよね」
ジ「………………あれ?」
セ「ごめんくださーい」
ク「あ、セノ、ジョウイ。ちょうどいいところに!」
ジ「なんだ、どうした?」
ク「ちょっとウサギ三羽狩ってきて!」
ジ「Σ( ̄□ ̄|||) 何を言い出すんだあんたは!」
ク「急ぐのお願い!! セノは奥で僕を手伝って。ジョウイよろしくね!」
セ「はいっ! じゃあねジョウイ、頑張って!」
ジイ「ちょっと待っ……」
バタン
ジ「…………せめてなにか武器を……orz」