<AM7:00>
ク「ジョウイ?」
ジ「クロスおはよう。相変わらず朝早いな……ルックも」
ル「……なんでいるの?」
ジ「なんでって……さっきまで朝練してて、今から朝食に行くんだけど」
ク「いや、そうじゃなくて」
ル「クロス」
ク「え、なに、ルック」
ル「(ぼそぼそ)」
ク「……あー、うん」
ジ「なんなんだ二人して……」
ル「なんでもないよ」
ク「いや、ちょっとこっちの勘違いっていうか……なんでもなかったよ、うん」
ジ「? 今日ってなにかあったっけ……?」
<AM9:30>
ジ「ラウロ、今日の書類……」
ラ「…………」
リ「…………」
ジ「……なんだよリーヤまで」
リ「いやー……」
ラ「まさか忘れてるのか……?」
ジ「忘れてるって? 何を?」
リ「……(見事に忘れてるぜ)」
ラ「(さてどうするか)」
ジ「ラウロ? リーヤ?」
ラ「……ジョウイ、今日は休みでいい」
ジ「え!?」
リ「たまにはゆっくり休んだらいーんじゃねー?」
ジ「……ラウロがそんな事言うなんて、明日は嵐か?」
ラ「……明日から倍働くか?」
ジ「Σ( ̄□ ̄|||) だったら別に今日も普通に働くよ!」
リ「…………」
ラ「……まぁ、本人が言うならいいか」
<PM6:00>
シ「うーわー本当にジョウイがいるよ」
ジ「……なんだその人を幽霊みたいに」
テ「いや、だって……なぁ?」
シ「……僕しーらないっと」
ジ「朝からクロス達といいラウロ達といい……なんなんだよ一体」
テ「お前……」
シ「……ジョウイ、今晩暇? 暇だよね?」
ジ「へ?」
シ「日付が変わる頃に石版の間集合ねー!」
テ「ちゃんと来いよー」
ジ「……なんなんだ一体」
<PM11:50>
ジ「こんな時間に一体なんなんだ……」
全「「ハッピーバースデージョウイ!!」」
ジ「煤i゚▽゚;ノ)ノ」
ク「……本気で忘れてたね」
テ「まさか一日思い出さないとはな」
ル「とうとうボケだしたか」
リ「絶対朝イチでビッキーかルックに頼んで帰ると思ってたんだけどなー」
ラ「そのつもりで今日は遠征もデスクワークも入れなかったんだが……」
シ「せっかくセノもそのつもりで向こうで準備して待ってたっていうのにね」
ジ「Σ( ̄□ ̄|||)」
ク「普段会えてないし、今日くらいは二人水入らずで過ごしたいだろうと思って準備もしてなかったんだよー」
テ「まさか忘れてるなんて思わないしな」
シ「今頃セノどうしてるかな〜」
ジ「セセセセセノ!? 一人でずっと待っててくれてるのか!?」
シ「楽しみにしてたんだよー。久しぶりに二人で会えるって」
ラ「だというのに本人は忘れてるなんてな」
リ「セノが一番におめでとうって言いたいって言うから、誰も言わなかったのに」
テ「……そしたら一日思い出さないとはな」
ジ「今すぐ! 今すぐ飛んでかえる!! ルック!!」
ル「あ、日付変わった」
リ「というわけでジョウイの誕生日しゅーりょー」
ジ「煤i゚▽゚;ノ)ノ」
シ「さ、今日も張り切って頑張りましょー」
ジ「いやいやいやいや!! 僕は! 僕はセノのところに!!」
シ「もう誕生日終わったじゃない」
ジ「いやだー! セノー!!!!」
***
といういうわけでL時代でハッピーバースデイジョウイ。
祝われてない。一切。
(オマケ)
セ「誰に誕生日祝ってもらってたの?(笑顔」
ジ「誰にも祝ってもらってないです!」
セ「あのね、別に怒るつもりはないんだよ。ホントの事言ってね」
ジ「誕生日だって事を教えてすらもらえませんでしたorz」
セ「ジョウイ、うそつかないでね(笑顔」
ジ「本当なのに!」
セ「……誕生日おめでとう、ジョウイ」
ジ「セノ……!」
セ「僕以外に丸一日祝ってくれる人がいるなら、その人のところに行ってね!(バタン」
ジ「だから違うんだってばー!!(泣」