セ「お誕生日おめでとうございます!」
テ「ありがとうセノ、俺の誕生「月」も覚えててくれてうれしい♪」
ジ「……管理人sにそろって忘れられれていたことをそこまで根に持ちますか」
テ「根になんか持ってないぞぉ。現にお客様は皆さん覚えていてくれたみたいだしな!」
ク「そーなんだよねえ。この間の10万ヒット企画、テッドの誕生日を問題にしたらあっさりクリアする人続出だったみたいで」
シ「よかったねテッド♪」
テ「おう♪」
ジ「まあ、下手な鉄砲数撃ちゃ作戦の方もけっこういたようですけど」
ル「……なんであんたはそういう余計なことを言うかな」
シ「ジョウイ、皆に忘れられてたからって僻まない」
ジ「僻んでないΣ( ̄□ ̄|||)」
ク「まあ、覚えてた人によると、某丸い青い狸と同じってネタを記憶していたからとか」
セ「あ、有名な人と同じだと覚えやすいですよねー」
テ「余計なお世話だ!」
シ「まあテッドの誕生日を皆が覚えていてくれたのはうれしいし。それが本物かはさておいて」
テ「…………」
ル「なにそれ、どゆこと」
ク「まあ、テッドは誕生年も怪しいしねぇ。さすがに季節を間違えるほどもうろくはしてなくても、誕生日そのままをジャストで覚えてるかは」
セ「でも、記念日ってちゃんと覚えてるものですよね」
ジ「甘いよセノ、相手は御年いくらだと思ってるのさ」
セ「じゃあテッドさん、テッドさんのお父さんやお母さんの誕生日覚えてますか?」
テ「…………」
シ「ほーら、覚えてないー!」
テ「おっ、おっ、覚えてる! えーっと、確か……えっと……」
ク「……何歳の時に君生まれた?」
テ「Σ( ̄□ ̄|||) ソ、ソレハ」
セ「あの、ソウルイーター継承したのっていくつですか?」
テ「煤i゚▽゚;ノ)ノ」
ル「ちょっと待て。それすら覚えてないってホザくわけ!?」
テ「おっ……覚えてられっかそんなもん! これにまつわる記憶なんざ脳細胞ごと抹消したいわ!」
ク「年月で磨耗しただけじゃない? 大体僕だって色々怪しいし」
テ「そっ、それが普通だろう!?」
ク「でも僕、小間使い性質で大事なこと覚えてるけどね。騎士団仲間の誕生日とかも♪」
テ「…………」
シ「テッド、僕に嘘ついた」
テ「つつついてませんって!!」
ジ「でも自分の誕生日だけ覚えてるってのは不自然ですよ、この状況で」
セ「あ、それじゃあ出身地のあった場所とか……」
ル「それ意味無いよ、どうせ何百年も前だから跡形もない」
シ「やっぱり……やっぱり僕に気を使って嘘ついてたんだーっ!!」
ク「ってちょっ、シグールっ、どこ行くのっ!?」
セ「あっ、シグールさん、待ってっ」
ジ「……わぁ、よほどショックだったんだな」
ル「ショックってゆーか、スねてる?」
テ「…………(頭抱え)」
ク「ほら、元はといえば君のせいだよ?」
テ「俺……今日誕生日なのに……なぜこんな陰湿ないじめを受けてるんだ……orz」
ジ「真偽なんかわからないんだから、適当に嘘つけばよかったのに」
ル「親の年とか継承時とか、もっともらしいの言えばいいじゃないか」
ク「ハッタリも利かせれないなんて、テッドらしくないなあ」
テ「……っ、悪かったな……シグールにゃ、嘘なんかつきたくねーんだよ……」
セ「え?」
テ「探してくる! 帰ってくるまでにお前ら俺の誕生日パーティの用意してろ!」
ク「……いっちゃった」
ル「てーことは、今日はマジで誕生日なんだ」
ジ「それだけ覚えている理由が不明だ……」
ク「さて、るっくんキッチン手伝ってね」
ル「ん」
ジ「じゃあ僕らは会場の準備をしようか」
セ「お花ー♪ 紙のお花つくるー♪」
ジ「じゃあ僕は風船膨らまそうかなー」
***
ハピバ テッド。
皆さんに覚えていていただいて喜んでいるのは、誰より坊だと思います。
300年祝う人もいなかった彼のために心の中で祝ってやってください。
なんてしんみりオチてみる。
(オマケ)
テ「シグール! 待てってば!」
シ「テッド、ごめん……僕が、テッドの誕生日祝いたいって言ったから」
テ「……お前」
シ「わか、ってた、嘘かもって、思ってた。そんな昔の記憶、自分の事だって無いかもしれないって。僕だって、母上の誕生日、覚えてない、し」
テ「…………シグール」
シ「だから、嘘でもいいって思おうって。テッドがそうだって言うなら信じようって」
テ「だから……それは」
シ「なんで嘘なら嘘で突き通してくれなかったの!」
テ「――嘘じゃねーから、突き通す必要なんかないだろ」
シ「……え?」
テ「俺の誕生日はホントに今日。お前に誓って、ホントにホント」
シ「ほん、とに?」
テ「ホントにホント。ほら、戻って皆と祝ってくれよ。一生のお願いだ」
シ「うんっ! ちゃぁーんとねっ、プレゼントもあるんだからね!」
※テッドの誕生日を一時期管理人揃って忘れて(勘違いしていた)ため、10万HIT蔵出し企画用のクイズで問題として使われたというオチ。