ヒ「…………」
サ「で、こちらは私からです」
ヒ「いや……あの?」
サ「まあぶっちゃけると、私の誕生日を祝っていただいた記憶もないのですが、せっかく幻水シリーズラスボスのはずのヒクサクが普通に生存している上に普通のじーちゃんしてる数少ないていうか、もしかすると唯一? なサイトとして祝っておくべきかと」
ヒ「あ、あの、ササライ?」
サ「別に私は怒っていませんよ、ええ怒ってなどいるもんですか。今年こそは私も祝いやがれとか、あんな大人数に祝われてまだ何が不満なんだあのワガママ弟はとか、祝われて嬉しくない年なんてねーんだよとか思ってませんから(笑顔」
ヒ「いや、その件については以下略で悪かった」
サ「略さないでください、あなたも大概でいい加減ですよね」
ヒ「……とにかく、ええと、ドウイウコトなんだ?」
レ「また一つ年を取ったけれど、そろそろ不老はやめないんですか? ということですよ(微笑」
サ「では私はこれで」
ヒ「ササラ……で、君がなぜここに?」
レ「たまにはお祝いしてあげてくださいとクロスとルックからの料理を運んできたのです」
ヒ「……手間をかけたな」
レ「年に一度の事だと思えばこれくらいはいいとしましょう」
ヒ「珍しく寛大だな」
レ「それではまるで、私が普段は狭量であるかのように聞こえるのですが?」
ヒ「……イヤ、ソウイウワケデハ」
レ「まぁいいでしょう。あの二人も、今年は無理ですが来年は直にお祝いにくると言っていましたよ」
ヒ「それは楽しみだ」
レ「シグール達もくるでしょうね」
ヒ「……ソレハタノシミダ」
レ「まぁ、今年のところは私だけで物足りないかもしれませんが。ササライも行ってしまいましたし」
ヒ「あれできちんと祝ってくれるんだよ。それに物足りないなんてことはないさ」
レ「そうですか」
ヒ「いくつになっても祝ってもらえるのは嬉しい事さ」
レ「クロス達の料理、冷めないうちにいただきましょう」
ヒ「そうだな」
***
10月16日に設定してみましたヒクサク誕生日。
他人に祝われる事がなかったっぽいので、600過ぎても嬉しいのかもしれません。