ラナイ国領地簡易紹介。

北東にはハルモニア、南東はデュナンに接している。
村や川は主要なもののみを表記した。





南東から時計回りに
ヴォッグフット 領主:ウリュウ=グース

大国デュナンと国境で接する地域。
国外との交易は盛んだがウーソ族をはじめ、何かと問題を多く抱えている。
前首都はこの地域にあった。
領主のウリュウ=グースは先の戦争の立役者。

ハナセイ 領主:クラッグ=ヒシュタイト

起伏の多い地域で、開けていない場所も少なくない。
半ば自治区である忍者の隠れ家を領地内に抱えている。
ヒシュタイト家は元々一貴族だったが、内乱後王に領主と任命を受けた。
チェチェン 領主:テッフリー=ヒベロア

山岳地帯が多く、鉱石に富んでいる。
古くからラナイ国の領地であり、栄えていた。
領地軍が小規模の代わりに、レスラ傭兵砦があり、国内軍力の大きな一端を握っている。
険しい山には山賊が住み着いているが、なかなか討伐はできていない。
ナフト 領主:デレス=ディップス

首都移転前より開かれた土地であり、歴史は古い。
グラスランド他からの移民が多く、小競りあいの多い地でもある。
面積は他の領地に比べると小さく、また特に目立った生産物もない。
前首都から遠かったため田舎のイメージがあるが、近年もそれは変わっていない。
ゲリエアレ 領主:ホセフ=イシュヴァン

「忠信の地」の二つ名を持つ地域。
今の王が最も信頼する人物に任せた場所。
王都を守るように残されたシングーの森が、唯一開いている領地である。
土地自体は砂漠が多いが、人口はけして少なくない。
領主のホセフは現王の元部下であり、十八年前の内戦にも大いに貢献した。
ミーンシュ 領主:フォルスター=フレイム

なだらかな平地が広がり、農業に適した地が多い。
水の利便もあり、最も農業に特化した地方。
首都圏の食料はたいていここでまかなっている。
よってミーンシュ地方へ抜けるシングーの森の中の道は特に整備が進んでいる。
ソーレナ 領主:レンシィ=トルティー

ロクワット湖から流れる川が広がる水の豊かな地域。
前領主が内戦関与を一切拒んだため、この地は荒れなかった。
ハルモニアと国境を共有しているので、交易や文化のやり取りが多い。
中心都市リスターナは水の都として有名。
領主は十年前より前領主の娘が継ぎ、近年ますます栄えている。
首都圏 領主:ゲルディン=アネスト

ラナイ国首都圏であり王の直轄地。
十八年前内戦の終戦後ロクワット湖の畔から移された。
首都圏の旗とラナイ王国軍の旗は共通で。
これは「民のための軍」を現王ゲルディンが意識したからである。
首都パルマスを中心に、さまざまな商業が盛ん。
ツバラン 市長:ワックス

ロクワット湖の畔に構えられた自治区。
商いがやりやすい法を独自に持っており、それゆえに国内貿易の中心地。
その影響力は大きく、国も自治区として認めざるを得ない。
ただし不穏な侵入者も多いため、高い壁によって囲まれている。